Windows Insider ProgramのDevチャネルに、新しい「フォト」アプリが展開された。「フォト」アプリは、PCやOneDrive内の写真や動画を管理できる画像管理アプリだ。フィルムストリップが画面下部に表示されているので、ビュワーとして利用でき、簡単な編集もできるなど、機能が充実しているのが○。よく機能追加も実施され、今回のアップデートでは「iCloudフォト」をサポートした。
「フォト」アプリでiPhoneの中にある写真をまとめて表示、管理できるようになるのはとても便利だ。もちろん、技術的に難しいことではないかも知れないが、マイクロソフトがアップルのサービスを搭載してきたのには驚いた。実はこの機能、10月13日にマイクロソフトが発表したアップルとの提携により実現している。ちなみに、来年には「Apple Music」と「Apple TV」アプリも、Microsoftストアからダウンロードできるようになる予定。ユーザーとしては、利便性が高くなるならウェルカムだ。
「フォト」アプリが「iCloudフォト」をサポートすると言っても、さすがに接続は本家の「iCloud」アプリが必要になる。あらかじめ、Microsoftストアからインストールしておこう。
新しい「フォト」アプリを起動すると、左側のフォルダリストに「iCloudフォト」という項目が追加されるのでクリックしてみよう。「iCloud」アプリが起動すると、ログインを求められる。
一度ログインしてしまえば、次回以降は自動的に「iCloudフォト」の写真が表示されるようになる。もちろん、操作は他のフォルダーと同じだ。
iPhoneで撮影した写真が、何もしなくてもWindows 11で扱えるのは楽だ。ちなみに、ファイルは「C:¥Users¥ユーザー名¥iCloudPhotos」フォルダーに保存されており、エクスプローラーのメニューにも「iCloudフォト」が追加されているのでフォルダーを開いてファイルにアクセスすることも可能だ。
現在、この「フォト」アプリはWindows Insider Programとして公開されているが、11月には通常版にも展開される予定だ。
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