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よりお得にPS5本体ストレージ拡張したい!

PS5推奨転送速度に満たないCrucial P3 Plus SSDで拡張したらどうなる?

2022年11月21日 11時00分更新

ロード時間を比較してみた

 実際にPS5本体のSSDと拡張したP3 Plusとで、速度差があるのかチェックしてみた。これまでさまざまなSSDで比較した結果は、誤差程度の違いしか現れず、プレイにはまったく支障がなかったが果たして。

 まずは、PS5のゲームから「Ghost of Tsushima Director's Cut」と「DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT」、「グランツーリスモ7」の3本のロード時間を計測してみた。いずれも、起動時間とゲームロード時間の2つ。なお、計測はストップウォッチを使用し、3回計った平均値としている。

「Ghost of Tsushima Director's Cut」Ver.2.018.000(60.52GB)での結果。起動後ゲームの続きがすぐ開始されるので、その時間を「起動時間」。メイン画面に戻り、ゲームをロードしゲーム開始されるまでを「ゲームロード時間」としている

「DEATH STRANDING DIERCTOR'S CUT」Ver.1.004.000(69.35GB)での結果。起動からメイン画面が表示されるまでを「起動時間」。Continueを選択してゲーム開始までを「ゲームロード時間」としている

「グランツーリスモ7」Ver.1.250.000(113.6GB) の結果。起動からメイン画面が表示されるまでを「起動時間」。ミュージックラリーモードのステージ3「トライアルマウンテン・サーキット」で、ゲームがスタートするまでを「ゲームロード時間」としている

 結果は、P3 Plusがわずかに速かったりすることもあるが、コンマ数秒程度の違いでほぼ誤差の範囲。PS5本体ストレージと遜色ない性能であることがわかる。グランツーリスモ7は他のゲームに比べて起動時間が長いが、これは起動時にクレジットロゴが表示されるか否かの差によるものと考えられる。

 続いて、PS4のゲームについても検証してみた。検証したのは「SEKIRO:SHAROWS DIE TEICE」Ver.1.06(17.01GB)、「レインボーシックス シージ」Ver.2.36(57.35GB)、「アベンジャーズ」Ver.1.72(102.8GB)の3本。計測は、PS5のゲーム同様だ。

「SEKIRO:SHAROWS DIE TEICE」での結果。起動からオープニング画面が表示されるまでを「起動時間」。メイン画面からセーブデータをロードしてゲームがスタートするまでを「ゲームロード時間」としている

「レインボーシックス シージ」での結果。起動からメイン画面が表示されるまでを「起動時間」。シチュエーションで「重要ターゲット」のゲームを選択し、動画キャンセル時は計測を一時停止してゲームがスタートするまでを「ゲームロード時間」とている

「アベンジャーズ」での結果。起動からオープニング画面までを「起動時間」。オープニング画面からメイン画面までを「メイン画面表示時間」。セーブデータをロードしてゲーム開始までを「ゲームロード時間」としている

 結果は、こちらもコンマ数秒の差程度のため、遜色なくゲームプレイできる。「レインボーシックス シージ」は起動時間が約2秒ほど速かったが、サーバへの接続で差が生まれた可能性がある。

 最後に、ゲームの移動時間をPS5、PS4それぞれのゲームで計測した。PS5は、「ASTRO's PLAYROOM」(11.06GB)、「Ghost of Tsushima Director's Cut」(60.52GB)、「グランツーリスモ7」(113.6GB)の3本。PS4はロード時間を計測したゲームと同じだ。PS5→P3 Plusを「from PS5」、P3 Plus→PS5を「to PS5」と表記している。

PS5ゲームの移動時間の結果

PS4ゲームの移動時間の結果

 結果は、どちらもPS5→P3 Plusのほうが圧倒的に速くなっている。PS5のゲームで約1~1.3GB/秒。PS4のゲームで約1.1~1.4GB/秒の転送速度。一方P3 Plus→PS5は、PS5のゲームで約240MB/秒。PS4のゲームで約234MB/秒の転送速度だった。

推奨速度に達していなくても無問題

 今回の結果から、推奨速度に達していないSSDであっても問題なく快適なプレイが可能だと言うことがわかった。P3 Plusは500MB、1TB、2TB、4TBの4モデルがあり、すべてのモデルが片面実装方式である。

 それぞれ9000円前後、1万3000円前後、2万7000円前後、5万7000円前後となっており、狙い目は1TBか2TB。円安により、ストレージ価格も上昇傾向にあるため、よりお得にストレージを拡張したいならP3 Plusはかなりオススメと言える。

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