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【レビュー】M2チップ搭載「iPad Pro」便利さ、ついにMacBookを越え? ビジネス活用術

2022年10月24日 22時00分更新

Liquid Retina XDRディスプレイを搭載する12.9インチのiPad Pro。緻密なバックライト制御によりテロップだけを明るく表示。背景の黒色は深く沈めて明るさ浮きを抑えています

12.9インチのiPad Proはディスプレイの「画質」にも注目

 新しい12.9インチのiPad Proは、Liquid Retina XDRディスプレイによる圧倒的にリッチな映像が体験できるタブレットです。カスタム設計された1万個以上のミニLEDにより構成されるバックライトシステムは、2500以上のゾーンに細かく分割され明滅を緻密にコントーロルしながら映像の明暗を描き分けます。

10.9インチの第5世代iPad Air。iPad Proに比べると黒色の明るさ浮きが若干目立ちます

 明暗比の大きい映像の場合、バックライトの光がにじんで「ブルーミング効果」や「ハロー現象」などと呼ばれる光もれに起因する「輪郭ボケ」が発生することもあります。12.9インチiPad ProのLiquid Retina XDRディスプレイはパネルの特性にバックライト制御のアルゴリズムを丁寧に合わせ込むことによって、輪郭のにじみをよく押さえ込んでいます。iMovieアプリで、黒い背景に白い文字テロップを配置した動画を作って、iPad Proのディスプレイに表示してみました。参考までに第5世代のiPad Airを隣に並べて映像を見比べてみると、iPad Proの方が映像の暗部が一段と引き締まって見えます。

 内蔵スピーカーによるサウンドもまた、第5世代のiPad Airと比べながら聴くと奥行方向への見通しがとてもクリアで、生々しい立体感に引き込まれます。Apple TV+で配信されている空間オーディオに対応するコンテンツを再生してみると、ものすごく鮮やかな没入感が楽しめました。

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