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OPPOのエントリー4Gスマホ「OPPO A77」を使って良かった5つのポイント

2022年10月22日 12時00分更新

 オウガ・ジャパンが10月6日に発売したスマートフォン「OPPO A77」を使ってみました。Aシリーズは、OPPOのラインナップの中ではエントリーモデルに位置付けられます。“価格重視のライトユーザー向け”と言って差し支えないでしょう。

 昨年11月の「OPPO A55s 5G」の後継機種と思われそうですが、実はそうではありまあせん。新機種のA77は5Gに非対応。ディスプレーの解像度など、ハードウェアのスペックでもOPPO A55 5sに劣る部分があります。むしろ、2020年11月に発売された「OPPO A73」の流れを汲む機種と言えそうです。

 筆者は普段ハイエンドのスマホを使っていて、最近まで「OPPO Find X3 Pro」も使っていました。なので、自分が使うスマホとしてはOPPO A77には、ほとんど興味が湧きませんでした。ですが、実際に使ってみると、“ふむふむなるほど”と惹かれる部分もありました。ここでは、筆者が気に入った5つのポイントを中心にレビューしていきます。

大容量バッテリーを搭載し
余裕で1日持つ

 OPPO A73の厚さは約8.0mm。手にすると薄く平たい板という印象ですが、5000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。4Gのスマホとしてはトップクラスの容量で、連続待受時間は約304時間、連続通話時間は約1800分とのこと。

サイズは約75.0×163.7×8.0mmで、重さは約187g。約6.5型の液晶ディスプレーの視認性も問題なし

 筆者が実際に使った印象でも電池持ちは非常に良く、1日で電池がなくなる心配はほぼ無用。使い方によっては2~3日持つように感じました。フルに充電してから「YouTube」の動画を高画質(1080p)で2時間再生してみたところ、電池は約10%しか減りませんでした。単純計算では、朝から夜まで動画を見続けることができそうです。

画面の明るさは自動調整で、内蔵スピーカーから音声を出力して、2時間の動画を再生すると約10%の電池を消耗。なお、アプリの使用などを制御して電池を長く持たせる省エネモードも搭載している

33Wの急速充電で素早くチャージできる

 OPPO独自の「SUPERVOOC」という急速充電に対応していることも利点。しかも、急速充電に対応するACアダプターが同梱されています。

OPPO A77の同梱品。急速充電用のACアダプタ、クリアケースが付いているので、何も買い足す必要はない

 充電速度はW数に依存しますが、OPPO A77は33Wでの充電が可能。OPPOによると「わずか5分間の充電で3時間の連続通話ができ、フル充電までの所要時間は約73分」とのこと。筆者の印象では、電池が減ってきたなぁと感じたときに充電を始めて、1時間以内に満充電になる、という感じでした。

OPPO独自の「SUPERVOOC」によって、面白いほどスピーディーに充電できる

 ちなみに、6月に発売された上位モデル「OPPO Reno7 A」のバッテリー容量は4500mAhで、急速充電は18W。電池周りのスペックはA77が優っていると評価していいでしょう。

デザインの質感は
上位モデルのOPPO Reno7 Aに近い

 エントリークラスのスマホは、製造コストを抑えているため、デザインが平凡で、質感がチープになりがちです。しかしOPPO A77の外観は、上位モデルのOPPO Reno7 Aに近く、昨今のトレンドを踏まえたデザインに仕上がっています。

背面パネルには「OPPO Glow」という加工が施されている。筆者が撮った写真では細かい光沢がわかりにくいで、ぜひ実機で確かめてほしい

 約6.5型のディスプレーを搭載し、正面・背面ともにフラット。背面パネルはマットでサラサラした質感で、なおかつ細かい粒子がキラキラとした光沢を放つ「OPPO Glow」という独自の加工が施されています。指紋が付着しにくことも利点です。

右側面に指紋センサーを内蔵する電源ボタン。なお、フロントカメラによる顔認証にも対応

左側面にSIM/microSDスロットと音量調節ボタン

底部にUSB Type-Cポート、イヤホンジャック、スピーカーを搭載

大音量で聴けるステレオスピーカーを搭載

 エントリークラスのスマホは内蔵スピーカーがモノラルで、音質には期待できないのが一般的。ですが、OPPO A77はディスプレーの上部と本体底部にスピーカーを搭載し、ステレオサウンドを出力できます。音質はさほど良いとは言えず、いかにもスマホのスピーカーといった感じの厚みのない音ですが、動画を見たり、ゲームをプレイしたりする際に、左右からバランスよく音が響くのは魅力。シングルスピーカーよりも大きな音量を出せます。

ディスプレー上部の通話用スピーカーは、メディア再生用のスピーカーとしても機能する

 なお、音量を100%にしても、さらに200%まで上げられる「ウルトラボリュームモード」にも対応。音量を大きくしてもノイズを抑制する最適化技術が用いられているようです。

音量を上げ続けると「ウルトラボリュームモード」に切り替わる

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