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ソニー・ホンダモビリティ、最大のライバルは“身内“か

2022年10月14日 17時00分更新

自動車業界でも“水平分業”

 ソニーが自動車業界に参入してきたということは、自動車業界における企業の関係性が再構築されていくことになる。

 ソニー・ホンダモビリティの川西泉社長は、「従来の自動車メーカーは自動車OEMを頂点に数々のパートナーに支えられた産業構造であった。

 一方、IT業界では水平分業が進んでいる。自動車のEV化が進み、IT技術の比率が高まっていくことで、自動車業界を支えるステークホルダーとの関係を見直す時期が来るのではないか。我々はパートナーやサプライヤーやビジョンを共有し、対等で新しい関係を構築していきたい」とも語る。

オープンなパートナーシップを築くと主張

 これまでの自動車メーカーは、例えばホンダを頂点にして、様々な下請け企業によって支えられてきた。

 IT業界であれば、ソニー・Xperiaの場合、製品を企画するのはソニーだが、半導体はクアルコム、OSはグーグル・Androidであり、実際に製造するのは海外の企業だったりする。

 クルマもIT化が進むことで、様々なジャンルで水平分業体制に生まれ変わっていくだろう。

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