Phanteksの最強簡易水冷CPUクーラーを搭載した「PG-PXT」の実力は?
40℃近い炎天下でSTORMのPCはどれだけ耐えられるのか!? よろしい、ならば我慢比べだ
ゲームベンチでも難なく冷却
ならば、いよいよ勝負だ!
ここまでのスペックを見れば、相手にとって不足なしというのはよくわかります。
とはいえ、いきなりハードな持久戦になっては、ひょっとしたらPG-PXTが故障してしまうかもしれません。何せ、対決の場は本来PCが置かれるような環境ではない直射日光の下。まずは十分な実力があることを確かめ、それから勝負をするというのがいいでしょう。
というわけで、ひとまず小手調べとして、ベンチマークソフトを一定時間回してみて、動作に問題がないかを確認してみることにしました。今回は「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」を10分間回して、温度に問題がないかを検証しました。
設定は、解像度が4K(3840×2160ドット)、画質設定が「最高品質」、ウィンドウモードで、ベンチマークをループさせています。計測時の気温はおよそ38℃と、真夏日と言っていい強烈な暑さです。
さて、太陽の下でベンチマークソフトを10分間回してみたところ、CPUの最高温度は約86℃、平均温度は約65℃になりました。真夏日の太陽の下でも、十分に冷却できていますね。また、その間PCの上とケース内部に温度計を置いて、ケース内外の温度差を調べてみたところ、ほぼ差がないこともわかりました。かなりの通気性で、熱が内部にこもっている様子もなさそうです。
これならば、十分に対決になるでしょう。それでは席について、いざ尋常に、勝負!
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(10分後)
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ユージ「あっつ……もう無理っすわ……」
いやはや、PG-PXTは強敵でしたね。あと1歩というところだったんですが。紙一重の激戦でしたが、全力を出せたので結果に悔いはありません。え? 決着が早すぎる? なんのことやら……。
まあ、よくよく考えたら、ここ数年は冷房の効いた部屋で日がな1日PCの前に座っている毎日。ちょっと体が仕上がっていなかったかもしれませんね。しかし、こんな環境でもゲームパフォーマンスがまったく落ちることなく、快適に動作していたのはさすがの一言。PG-PXTなら、1年を通してしっかりとしたパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。
また、Phanteks Glacier One 240 T30も、簡易水冷CPUクーラーとして強力なパフォーマンスを発揮してくれました。今回の構成は第12世代Coreでしたが、次世代のCPUにも十分対応できそうです。妥協なき冷却性能を求める人は、ぜひSTORMのBTO PCをチェックしてみてください!
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