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クルマ作りの人材育成のためスーパー耐久に参戦するHonda従業員チーム「Honda R&D Challenge」

2022年09月25日 18時00分更新

スーパー耐久第5戦の様子をレポート

 お邪魔したのは、9月3~4日に行なわれたS耐第5戦「モビリティリゾートもてぎ」。Honda R&D Challengeにとって、ある意味ホームコースです。チームにお邪魔すると、和気あいあいとした空気が流れています。なにより若い人たちがイキイキとクルマを整備したり、ピット内を清掃している姿が印象的です。

ピットウォーク中の様子。左から柿沼秀樹選手、石垣博基選手、木立純一選手、山本謙悟選手

 決勝日はピットウォークから始まります。今回のレースでは4名のドライバーが参加。チェアに座ってファンサービスやメディア対応をされているのですが、その横にはレースクイーンの姿があるではありませんか! 

Honda R&D Challengeを応援する今田 希さん(@nozomi_imada)

今田 希さんは、名古屋を中心に活動するアイドルユニット「dela」のメンバーでもある

 レースクイーンもHondaでクルマを開発する社員さんなのか!? と驚いていたら「いいえ違います」とのこと。ですが今田 希さんは、名古屋を中心に活動するアイドルユニット「dela」のメンバーで、しかもゴルフの腕前は一流なのだとか。木立さんに、どうしてレースクイーンがいるのか? と尋ねたところ「どうしてなんですかね?」と笑いながら、ちょっと鼻の下が伸びていたり。

Twitter投稿用として、応援に来たモータージャーナリスト・桂 伸一にインタビューする女性マネージャー

チーム監督の望月哲明さんと打ち合わせをする女性マネージャー

 チームには、もうひとり女性の姿を見かけました。雑務をこなすマネージャー兼SNS発信が役割のご様子。チーム応援に来たジャーナリストの桂 伸一さんにインタビューをされていたりしました。ちなみに桂さんは今年の富士24時間レースでもHonda R&D Challengeで出走。その理由について木立さんは「プロドライバーからの意見をフィードバックするというのも、重要な経験だと思います」とのこと。

YouTube公式チャンネル「S耐TV」のインタビューを受ける柿沼さん

カメラの前で「エイエイオー!」

 話をピットウォークに戻すと、新型シビック TYPE Rが発売されたばかりとあってか、そして木立さんの広報戦略が功を奏したのか、ピットには多くのメディアが。シビック TYPE Rの開発責任者である柿沼さんもインタビューを受けていらっしゃいました。

グリッドに送り出すマシンと、その様子を見守るスタッフたち

グリッドで記念撮影

メカニックから話を聞く木立さんと柿沼さん

レースクイーンとファーストドライバーの柿沼選手。その様子はプロのレーサーと何も変わりません

グリッドでスタートを待つメカニックたち

クラス3番手からの出発だが
苦しい戦いに……

 グリッドの順位は3番手。前日に行なわれた予選結果は4WD優勢の中、存在感をみせつけました。あとは5時間先のゴールをめざして、4人のドライバーがハンドルをつないでいくだけ。作戦は柿沼さん、山本さん、木立さん、石垣さんの順といったところ。ピットのタイミングでタイヤ交換と給油をします。そのうち柿沼さんと木立さんが少し多めにラップする予定とのこと。

フォーメーションラップを走るHonda R&D Challengeのシビック TYPE R

スタートしてすぐに、後ろから#59が猛追

#255 GRヤリスの追撃を受ける

自ら開発責任者を務めたシビック TYPE Rでレースに挑む柿沼選手

 スタート直後からEVO XとGRヤリスの2台が先行。シビック TYPE Rは、順調にラップを重ねていきますが、気づけば4位に。そして5位へと順位を下げてしまいます。

ピットインを待つメカニック。用意されたタイヤは前輪の2本のみ

ピットインしてタイヤ交換

 タイヤ交換はメカニックたちの晴れ舞台。4WD勢が全輪交換であるのに対して、シビック TYPE Rは前輪だけの交換。ピットストップ時間を短縮できるのがメリットといえるでしょう。その際にドライバーチェンジ。コースに戻ってラップを重ねていきます。

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