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ガード下でも静かに「AirPods Pro(第2世代)」お高いのが難点だが秀逸(石川温)

2022年09月22日 22時00分更新

ケースの底にスピーカーが内蔵された

ユーザーにはうれしい、かゆいところに手が届く機能強化

 AirPods Pro(第2世代)は音だけでなく、細かな使い勝手が進化している。

 まず、U1チップテクノロジーにより、AirTagのように、iPhoneの「探す」アプリから、どの場所に置いたのかを調べることができるようになった。

 AirPodsは出かけるときに「あれ、どこだっけ」とコートのポケットやカバンのなかなど、あちこち探すことが多い。そんなときも、探すアプリから一発で、どの方向か、どれくらい離れているかを確認し、すぐに見つけ出せるようになった。

 本体ケースにはスピーカーも内蔵されているので、音を出して探すということもできる。

本体ケースのサイドにストラップホールがついた

 また、Lightning端子やMagsafe充電器だけでなく、AirPods Pro(第2世代)ではApple Watch用のワイヤレス充電器でもチャージできるようになった。さらにストラップホールがついたので、ストラップをつけておくことも可能だ。

 どれも本当に地味な進化であるが、AirPodsユーザーとしてはかゆいところに手が届くような機能強化に感じる。

 AirPods Proはもはや音楽を聴くためだけというより、ビデオ会議などに参加する際にも重宝に使えるデバイスと言えるだろう。朝から晩まで活躍する場面は本当に多し、今回、特にアクティブノイズキャンセルと外部音の取り込みモードはかなり秀逸だ。

 本体価格が3万9800円とちょっとお高いのが難点であるが、使用シーンの多さを考慮すれば、なんとか元はとれるのではないか。

 

筆者紹介――石川 温

 スマホ/ケータイジャーナリスト。「日経TRENDY」の編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界の動向を報じる記事を雑誌、ウェブなどに発表。『仕事の能率を上げる最強最速のスマホ&パソコン活用術』(朝日新聞)、『未来IT図解 これからの5Gビジネス』(MdN)など、著書多数。

 
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