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H2チップ要らない? iOS 16.1と初代AirPods Proの組み合わせで「適応型環境音除去」が使える可能性

2022年10月03日 13時00分更新

 最新の第2世代 「AirPods Pro」に搭載された新機能の一つ「適応型環境音除去機能(Adaptive Transparency)」が、第1世代のAirPods Proでも使えるようになるかもしれない。

 これは海外のBBSであるredditに掲載された投稿によるものだ。9月の終わりごろにリリースされた“iOS 16.1ベータ版”を使用していたエンジニアが、自分の第1世代AirPods Proで、Adaptive Transparencyのボタンが有効になっているのを見つけたと言うことだ。この第1世代のAirPods Proにも、ベータ版のファームウェア(5A304A)がインストールされていたと言う。

 つまり、ベータ版のファームウェアをインストールした第1世代のAirPods ProとiOS 16.1のベータ版が両方必要となるので、現状では一般のユーザーは使えない。

 Adaptive Transparencyは、工事現場やサイレンなどの強い騒音を抑えて、必要な周囲の外音を取り込むことができると言う機能だ。公式には第2世代AirPods Proが搭載する“H2チップ”の高い演算能力を生かした機能とされている。

 これをH1チップ搭載の第1世代のAirPods Proで実現できるならば、H2固有の機能を利用するものではなく、ソフトウェアだけで実現可能と言うことになる。

 AirPods Proの強力なソフトウェア処理能力を考慮するとあり得ないことではないと思うが、あくまで開発中のソフトウェアでの確認事項なので念のため。

追記: 適応型環境音除去機能(Adaptive Transparency)が第1世代の「AirPods Pro」でも使えるようになるかもしれないと書いた。さらにこれは「AirPods Max」でも確認されたが、その後、10月4日にリリースされた最新のiOS16.1ベータではこの機能が第1世代のAirPods ProおよびAirPods Maxには適用されなくなっていると言うことだ。残念なことだが一時的な「現象」になってしまったようだ。アップルからの公式なコメントは確認されていない。(10月5日)

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