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iPhone 14 Proのカメラが48MPのクアッドピクセルでテンション上がった

2022年09月09日 08時00分更新

メインカメラの4800万画素化は
値上げに見合うバージョンアップだ!

 日本未発売だった初代iPhoneから毎年新型を買ってる荻窪 圭です。

 どのモデルを選ぶかの基準はカメラ性能です。なので今回も「iPhone 14 Pro」を買うのだけど、円安の影響で昨年より数万円高くなるのはわかっていただけに、その「価格上昇分に見合ったナニカ」がないと同じ買うにしてもテンションが全然違いますな。順当に高性能になりました、ではテンションが全然上がらない。だから今回のアップルイベントはいつにも増して不安がいっぱいだったのである。

4800万画素になったメインカメラ

 じゃあ、iPhone 14 Proはどうだったか。過酷な状況で生き延びるための機能はアップルらしいけどテンションが上がるほどじゃない。「ダイナミックアイランド」や常時ディスプレーは使用感に変化を与えてくれるのでちょっとだけテンション上がる。

 カメラ機能はというと……、テンション上がりました! 「やっと」48MP(4800万画素)のクアッドピクセル搭載である。説明するとややこしいけど、4つのピクセルをひとつとすれば高画質な12MPとして、48MPモードのまま中央部の12MPを切り出せば2倍の望遠カメラとして使えるわけで、実際にはこのクアッドピクセルセンサーの性能をうまく引き出せるかどうかが大事なのだけど、高性能なA16 Bionicチップだし、その辺はぬかりのないアップルだし、ということではやく使ってみたい。

 iPhone 13 Proを1年近く使った感想として「2倍の望遠って必要だわ」と思っていたのもある。

 もうひとつテンションあがったのは動画系。アクションモードもいいけど、シネマティックで4Kの24fpsが使えるのも映画みたいでちょっとテンションあがる。

新しくなった3眼カメラ

 かくして、カメラ性能重視派にとっては魅力的であり、iPhone 14はそれほどテンション上がらなかったけど、iPhone 14 Proは上がった、ってのが正直なところかな。

 円安で日本での販売価格が1年前より数万円上がったことで落ちたテンションを超えるだけの進化を見せてくれたかといわれると確かに困っちゃうのだけど、それはアップルのせいじゃない。円安のせいだ!

筆者紹介─荻窪圭

著者近影 荻窪圭

 老舗のIT系ライター。今は主にデジカメやスマホカメラ担当。ascii.jpで「這いつくばって猫に近づけ」長期連載中。なぜか街歩きのガイドや歴史散歩の本も書いてます。

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