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ペットボトルで雲を作る、火を起こす! 子どもとやりたい空気の圧縮・膨張にまつわる科学実験

2022年09月12日 09時00分更新

圧縮発火実験で使用するもの

・圧縮発火器実験キット
※今回は、ナリカの圧縮発火器を使用しました。安く作る方法もありますが、火が起きますので十分に注意して実験をしてください。
・ティッシュペーパーや綿など
※今回は、化粧品のコットンを使用しました。100円ショップやドラックストアなどでお求めいただけます。

圧縮発火実験で使用するもの

圧縮発火実験方法

 シリンダー(ガラス管)の中に、ティッシュペーパーや綿を入るサイズにちぎって入れます。そして、ピストンを差し込みます。丈夫なアルミパイプの中に装着しますので、誰でも危険なく容易に行なえるようになっています。

シリンダー(ガラス管)内に綿を入れて、ピストンを差し込む

 シリンダー(ガラス管)内にピストンを急激に押し込んでみます。気体を急激に圧縮すると温度が上がることにより、シリンダーの中に入れた綿が発火しました。アルミパイプの下部にはゴムが付いているため勢いよくピストンを押し込むことができました。さらに、下部に窓があることによって赤い炎をはっきりと観察することができました。

シリンダー(ガラス管)内にピストンを急激に押し込むと、綿が発火

 綿の他にも、少量のドライアイスを入れてピストンをゆっくりと押し込んでいくと、液体の状態のドライアイスを観察したりすることができます。ご興味ある方はぜひ観察してみてください。

■注意事項
・小学生など低年齢の子どもが実験をするときは、必ず保護者の指導のもとで実施してください。
・炭酸キーパーのポンプでペットボトルに空気を入れすぎないように注意してください。
・炭酸キーパーは説明書に従って取り扱ってください。
・圧縮発火器では、勢いよくピストンを押し込むため、怪我などがないように気をつけてください。
・圧縮発火器では火が起きますので、十分に注意して実験してください。
・ドライアイスを使用する際はとても冷たいため、素手では触らずに厚手の手袋を使用してください。また、ドライアイスは二酸化炭素が固体になった物質です。空気中ですぐに気体化し、その体積が約750倍に膨張する特性があるため、密閉容器に入れないでください。さらに、換気不十分な所でドライアイスが気化すると酸素が足りない状態になりますので、換気をしながら実験をしてください。

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