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シンプルなデザインでカジュアルゲーマーやゲーム+仕事で使うキーボードがほしい人にピッタリ!

リーズナブル&シンプルこそ至高! 高級感ある筐体で必須な要素は押さえた1万円ちょっとのゲーミングキーボード「G413 TKL SE」

2022年09月06日 13時00分更新

「G413 TKL SE」

 eスポーツの盛り上がりがすさまじい昨今、ゲーミングデバイスのハイエンド化が進んでいる印象を受ける。メーカーとして、自社のテクノロジーやソフトウェアをプッシュし、業界やユーザーの間で存在感を強めたい狙いは理解できる。だが、ハイエンド化に加えて、加速する円安(ドル高といったほうが正しいか)や、世界情勢によるパーツ確保の鈍化によるデバイスの価格上昇は避けられない。するとライトユーザーやカジュアルユーザーにとっての選択肢が減っていくのではないだろうか。

 筆者はこのような懸念を常々持っていたのだが、そんな中現れたのが、ロジクールが8月25日に発売したばかりのメカニカルキーボード「G413 SE」シリーズだ。

 G413 SEは、ロジクールのゲーミングブランド「Gシリーズ」に属するゲーミングキーボードであり、いわばエントリーモデルと呼んでも差し支えないだろう。そのぶん価格も抑えられており、「G413 TKL SE」(テンキーレスモデル)は1万890円、「G413 SE」(フルサイズモデル)も1万2210円と、ゲーミングキーボードとしてはお手頃な部類に入る(いずれもロジクールオンラインストアでの価格)。

 今回は実際に「G413 TKL SE」を試す機会を得たので、エントリーモデルとしてこのキーボードがどのような性能を持ち、どのようなユーザーにフィットするのかみていきたい。

しっかりとしたフィードバックを得られるキースイッチ

 まず、もっとも重要なキースイッチについてだ。「G413」シリーズにはタクタイルメカニカルスイッチが採用されている。タクタイルスイッチの特徴である、「カタカタ」という入力する感覚が気持ちよく、クリッキースイッチよりも軽く、リニアスイッチよりもしっかりとしたフィードバックを得ることができる。メカニカル式のキーボードで初めて触れるユーザーにとってもわかりやすく、癖のないさわり心地だ。

 アクチュエーションポイント(キーが反応する深さ)は1.9mm、押下圧(キーを押す際に必要な重さ)は50gと一般的だ。キーストロークは4.0mmと一般的ではあるが、同社の「G913」シリーズ(2.7mm)や「PRO X(GX BROWNタクタイル スイッチ)」(3.7mm)などと比べると、少し深めになっている。

適度なクリック感とキーの重みがある茶軸を採用

 精確で高速なタクタイルスイッチはFPSタイトルなどに向くものであり、筆者が普段からプレイしている『VALORANT』や『レインボーシックス シージ』といったタイトルで使用すると、メリハリのあるキャラクターコントロールができた。

 正しいキーをしっかり押せているかがわかりやすいという点で、その確実なフィードバックは自身の操作/プレイが明確化されるため、操作ミスもよくわかり複雑な操作などを練習するには適していると感じた。

 また、文書作成などの普段遣いでも、クリッキースイッチほど打鍵音もうるさくないので、ゲーム+ワークのバランスにも優れているといえよう。

 当然、6キーロールオーバー(同時押し)やアンチゴースト(同時押しに起因するキー配線設計による誤入力の防止)機能といった、ゲーミング用途に必要な最低限の機能は組み込まれている。

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