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GPU搭載機なら4K高解像度でもヌルヌル快適!カジュアル寄りで遊びやすい『ソウルハッカーズ2』PC版レビュー

2022年09月01日 13時00分更新

「真・女神転生」や「ペルソナ」といった作品を世に送り出してきたアトラスが新たに8月25日にPlayStation4/5、Xbox Series X|S、Xbox One、Windows10/11版を、8月26日にSteam版を発売した『ソウルハッカーズ2』を実際にプレイしたのでファーストインプレッションを紹介したいと思う。

 本作は前作にあたる『デビルサマナー ソウルハッカーズ』の25年ぶりの新作となっているのだが、本稿を執筆している筆者は1997年にセガサターン版をプレイし、終盤のダンジョンの高難度(と当時の筆者が感じた)具合に心がポキリと折れてしまいプレイを辞めてしまった記憶しか残っていない。いやー、25年前なんで仕方がないっしょ?

 そんな筆者なわけだが、本作『ソウルハッカーズ2』を遊んでみて最初に思ったのが『前作をプレイしていなくても十分楽しめる』という点だ。もちろん前作から引き続き登場する組織や関連作を想起させるような人物が居たりとファンを喜ばせる設定作りはされているが、気にせず遊べるように作り上げられている。というか流れは汲んでいるが新規IPに近いようなレベルなので「2」であることに及び腰になる必要はない。

 気になる『ソウルハッカーズ2』の物語は「Aion」と呼ばれる情報知性体が世界の終焉を阻止すべく人工生命体のエージェント「リンゴ」と「フィグ」を現実世界へと送り出し、この難局へと大きく関わり左右する人間との接触を開始する……といったところだ。より詳細な設定は下にある解説映像を参照ってことで。

 物語のキーとなるのが「コヴェナント」。契約の虹とよばれるこの存在を宿した人物は大きな成功を得たり人類に革新的な進歩をもたらすなどの恩恵として宿主に影響を与える。

 このコヴェナントは複数存在するのだが、これを集めて世界に終焉をもたらそうと「ファントムソサエティ」という組織が暗躍しており、それを阻止するためにリンゴやフィグが行動を開始。

 リンゴやフィグといった人工生命体は前述したとおりAionが作り出した存在で、ゲームの最序盤は無機質な性格で登場するのだが「個」を与えられ物語が進み人間と触れ合っていくことで少しずつ機械的な合理的思考が薄れて人間味が垣間見られるような存在へと変わっていく。

 これは仲間にしていく人間にも言えることで、それぞれ問題やしがらみを抱えている。だが、エージェントのふたりと関わったことで少しずつ己自身と向き合うことになり前を向くように変化。バラバラだったピースが少しずつ集まっていく印象を受けた。

アロウ。ヤタガラスのエージェントで潜入捜査中に殺害されたところをリンゴによって蘇生される

ミレディ。ファントムソサエティのエージェントでアロウと同様に殺害直後にソウルハックで蘇生された。アロウの組織とは敵対している

サイゾー。フリーのデビルサマナー。ファントムソサエティに殺害された直後に蘇生された

 この仲間たちの成長については後述する「ビジョンクエスト」というのでもう少し深掘りするので、そちらを参照して欲しい。

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