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Radiant SDM3200B660をレビュー

Wi-Fiにビデオカード、SSDが盛れる小型PCのお手本のようなDeskMeet B660採用PCがスゴイ

2022年08月26日 11時30分更新

絶対に入れておきたい無線LANオプション

 BTOメニューで忘れずに追加しておきたい項目が、「無線LANオプション」だ。Wi-Fi 5(IEEE802.11ac)までの対応となるものの、ただでさえ多くなりがちなデスクトップPCのケーブルを減らせる点は代えがたい。設置面積を少しでも減らして、机まわりをすっきり使いたい小型PCにおいては、「マスト」と言ってもいいオプションだ。

本体背面に装着する2本のアンテナはしっかりしているので、よくある小型のUSB接続Wi-Fiアダプターよりも通信が安定しやすい

 PCの使いやすさを大きく左右するインターフェースは、前面・背面ともに豊富。手薄になりがちな前面ですら、USB 3.2 Gen 1が3基(うち、1基はType-C)、USB 2.0が2基、ヘッドセット端子と充実している。

前面だけでもUSBポートが5基もある

背面のUSBポートは4基と前面よりも少ない。とはいえ、合計で9基もあれば足りないということはそうないだろう。また、HDMIとDisplayPort、D-Sub15ピンと3種類の映像出力端子も備え、CPU内蔵GPUでもマルチディスプレー運用が可能

小さくても満足度が高い拡張性が◎
ゲーミングにもクリエイティブにも

 BTOメニューの豊富さは、Radiant SDM3200B660を単なる小型PCから頼れる高機能PCに引き上げている。CPUはもちろん、CPUクーラー、ビデオカード、SSD、メモリーなどが幅広く選べ、自分好みのスペックにできる点はこのサイズではなかなか見かけない。ビデオカードを追加すればゲーミングPC、第12世代Core i7やストレージの容量を増やば、動画・写真編集用PCとしても運用できるポテンシャルを秘めている。

 コンパクトながらもこれほど拡張性に優れ、むしろできないことのほうが少ない仕様は、小型PCのお手本と言ってもいい。満足できる小さめのデスクトップPCが欲しい人は絶対にチェックしてほしい1台だ。なお、今回は外観や内部について紹介してきたが、次回は性能面についてチェックする。

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