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世界10ヵ国で最もネットいじめが多い国はインド、最も少ないのは……

「日本はTwitterがいじめの舞台」1万人調査でわかった世界と日本のネットいじめ

2022年08月22日 09時00分更新

世界10ヵ国の10歳から18歳の子どもを持つ1万1687人の親とその子どもを対象とした調査の結果が発表された

いじめが少ない日本、しかし唯一の例外は……

 マカフィーは、世界10ヵ国の親1万1687人とその子どもを対象にした「見え隠れするネットいじめに関するグローバル調査」を実施。その結果、SNSやメッセージアプリがいじめの舞台になる傾向が明らかになったという。

 日本の主な調査結果は次の通り。

日本の子どもたちのネットいじめ発生率は、最も低い結果に

・日本の子どもたちのネットいじめ発生率は29%で、これは世界と比べ最も低い結果です。

・世界平均の63%と比べると、報告されている被害件数はその半分であり、世界トップのインド(85%)と比べると約3分の1となっています。

日本におけるネットいじめの報告件数は、すべてのプラットフォームで低い結果に留まるが、唯一の例外はTwitter

・世界中でネットいじめの主な発生源と見られているFacebook、Instagram、WhatsApp、Facebook Messengerに関しては、日本の子どもたちははるかに低い数値を報告しています。一例として、Facebook Messengerでのネットいじめは7分の1の数値を示しました(全世界で28%、日本ではわずか4%)。世界平均の63%と比べると、報告されている被害件数はその半分であり、世界トップのインド(85%)と比べると約3分の1となっています。

・しかし、Twitterでネットいじめを受けたと答えた子どもの数は、世界ではわずか18%であるのに対し、日本の子供は38%です。これは世界の2倍以上となっており、Twitterの数値は注目すべき値であることがわかります。

・上位のプラットフォームを並べて比較すると、日本と世界の子どもたちの報告率は以下のようになっています。

- Twitter:日本38%、全世界18%
- Facebook:日本16%、全世界49%
- WhatsApp:日本5%、全世界38%
- Instagram:日本21%、全世界36%
- Facebook Messenger:日本4%、全世界28%

※今回の調査対象には、LINEは含まれていません。

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