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実売3万円を切る「G24F 2」はコスパ抜群の165Hz対応ゲーミング液晶だ

2022年08月19日 15時00分更新

映像入力も豊富
プレイ中の設定切り換えでゲームを優位に進められる

 本体サイズは541(W)×519.3(H)×136.75(D)mm。23.8型サイズに加え、狭額縁設計(左右ベゼル幅は約6mm)なので幅が抑えられ、たとえばマルチディスプレーで横に並べる場合でも120cm幅の机で2台設置可能だ。有効表示領域は527.04(H)×296.46(V)mm。

 スタンドはツールフリーなので、液晶パネルにはめ込むだけで取り付けできる。高さは13cmの調整が可能。パネル部の傾斜角は-5~+20度に対応している。左右スイングには非対応で、台座自体を動かすことで対処する。必要十分、シンプルな構造とすることで価格も抑えている印象だ。もし好みの設置スタイルに合わない場合は、VESA規格(100x100mm対応)のディスプレイスタンド/アームを利用できる。

高さは13cmの範囲で、最低高時のパネル下辺の高さは6cm。チルト角は-5~+20度

 インターフェースは背面下部にある。DisplayPort×1、HDMI×2、オーディオ出力用ジャック×1に、USBアップストリーム×1、USB 3.2ダウンストリーム×2、電源入力×1が並んでいる。電源は内蔵なのでACアダプターはない。ACアダプター式と比べケーブルは太くなるが、余計なものがないので配線をスッキリとさせられる。

脚部にはケーブルをまとめるホールもある

DisplayPort、HDMI×2、オーディオ出力のほかUSBアップストリームとハブとして利用できるUSB Type-A×2も搭載。この右に電源入力端子がある

 また、注目はUSBアップストリーム。本製品は背面左下にコントロールボタンを備えているが、PCとUSB接続することでソフトウェア「OSD Sidekick」からもディスプレー設定が可能だ。実はコントロールボタンも1ボタンのジョイスティックタイプなので、よくある設定ボタンが複数並ぶものよりも操作しやすい。その上でWindows上からならソフトウェアからも操作できる。これによりストレスなく設定が可能なほか、PC接続&ソフトウェアならではの機能も追加されている。

スティック操作型のコントロールボタン

中央押し込みと上下左右に傾けることで操作を行なう

Windows上のOSD Sidekick。FPSとRTS/RPGプロファイル

ホットキー機能を利用すれば、プレイ中でも設定の切り換えを素早く行なえる

 まずWindows上のOSD Sidekickだが、UIはディスプレープロファイルの切り換えをメインにカスタム設定も保存/取り込みができるほか、ホットキー機能を搭載している。ホットキーを利用すれば、機能のON/OFFやパラメーターのUp/Downがキーボードから素早く行なえる。

 もちろん背面のコントロールボタンでも切り換えできるが、ゲーム中の特定のシーンで切り換えたいとなった場合、いちいちディスプレー背面まで手を伸ばしてはいられない。OSD Sidekickのホットキー機能ならプレイを乱さずに設定変更ができる。

 ここで紹介したいのがステータス表示機能「ダッシュボード」だ。ディスプレー上にCPU温度やCPUクロック、CPUファンの速度、GPU使用率やGPU温度といった項目を表示できる。こうしたステータス表示は、通常OS上のソフトウェアを用いることが多い。本製品も情報を得るのはソフトウェアだが、OS上でオーバーレイするのではなく、USBを通じてディスプレーに送信しディスプレー側でオーバーレイする。OS上でオーバーレイする場合、ゲームによってはチート(不正)ツールの一種と誤認識され無効化されることもあるが、本製品はそうした心配なく利用できる。

ダッシュボードを有効にすれば、ディスプレー上にCPU温度やCPUクロック、CPUファンの速度、GPU使用率やGPU温度といった項目をリアルタイムで表示できる

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