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横浜中華街発展会協同組合の副理事長流! 裸の付き合い

前回の記事はこちら。
横浜中華街に対する不満ベスト10を、横浜中華街発展会専務理事が公開!

※過去の連載記事はこちら:横浜中華街流行通信~地元発のディープな街歩き~

 僕、友達が多い方だと思います。僕の友達同士もまた仲よしです。家族ぐるみでお付き合いをしている方たちも少なくありません。そこまでいかなくても、仕事とか街づくりの取り組みなどに関係なく、知り合った後に個人的にご飯を食べに行ったりする方がほとんどです。旅行に行くこともあります。まるで幼馴染のような付き合いをさせていただいます。

 社会人になってから、そこまで仲よくなる友達を作るのって難しくないですか?

 「友達」って、なれなれしく書いちゃっていますが、そうした中には大先輩もいらっしゃるし、創業100年以上の会社経営者だったり、大企業を経営していたり、そうしたところにお勤めの方だったり、行政で然るべきポストにいらっしゃる方などなど、皆さん僕よりもいろんな意味でウンと立派な方たちばかりです。

 本当は気安く友達だなんていうと失礼なのかもしれませんが、僕としてはそれくらい近しく感じているということで、(無礼を承知で)親しみを込めて、「友達」といわせていただきます!(この記事を読んでくださっている関係者の皆さん、すみません!)

 思い返してみると、転校生だったということもありますし、子供のころは、人付き合いがあまり得意な方ではありませんでした。少ない方でもなかったと思いますが、特別多い方でもなかったと思います。

 でも人生ってどんな風になるか、わからないものですね。商売(中華街にあるアパレルブランドの「ROUROU」を始めてから、少しずつ友達が増えていき、今ではさまざまな業種のたくさんの世代の友人たちに囲まれています。横浜のあちこちに友達がいます。

 これは、僕が運よく街づくりの仕事に携わっていることもあるでしょうし、そうして出会った方々が、どういうわけか僕をおもしろがってくれた結果というのもあると思います。でも僕は、友達を作る時の自然に身に付いてきた「コツ」みたいなのがあるんです。今回はそれをお伝えしたいと思います。

 コツといってもテクニックとかハウツーの話ではありません。こんなところで披露するのもお恥ずかしいのですが、もし、この記事を読んでくださっている方の中に、友情の輪を広げたいと思っていらっしゃる方がいるなら、参考にしていただけるとうれしいです。

 それはズバリ自分から「素っ裸」になることです。

 社会人になると、誰かと話をするときに会社のブラントとか肩書きや経歴とかから話をし始めますよね? もちろん、僕もそういう時もありますが、あまり肩書きめいたことをいわないように心がけています。僕自身を知ってもらいたですし、相手の素の部分を知りたいなーって思うのです。

 「素っ裸」っていってももちろん服を脱ぐわけじゃありません(笑)。

 「素」の僕を知ってもらうために、一枚一枚「肩書き」や「建前」「世間体」の服を脱いで行くのです。例えば、飲み会とかでカッコつけるのではなく、逆にかっこ悪い失敗談をたくさんしたりします。

 僕が幼少期に過ごしたシンガポールでは、さまざまな人種、宗教、身分の人たちが狭い国土に雑多に生活しています。それぞれが尊重し合いながら、みんな仲よく暮らしています。お互いの違いを認め、食べ物でも音楽でもファッションでもなんでもいいから、共通点を見つけて話をするのです。

 この経験はもしかしたら、横浜での友達作りだけでなく、さまざまなイデオロギーや世代、大小雑多に入り混じる横浜中華街でのコミュニケーションとしても知らず知らずのうちに役に立っているのかもしれません。

 「素っ裸」は多文化共生の時代に必要なことだと思うのです!(力説!)

 友達との写真をここに掲載させてもらいましたが、船上の写真が多いです。僕は、「濱橋会」という活動も少しお手伝いさせてもらってます。「濱橋会」とは横浜の人と人、地域の橋渡しをしながら、横浜の水辺の魅力を内外に知ってもらう活動をしている組織です。写真に写っているのは、その「濱橋会」を通じて知り合ったあちらこちらの地域や企業若手のメンバーの方たちなんです。

 水辺の魅力を学んだり、知ってもらうことが目的のひとつなので、必然的に会の集まりも船の上が多いんですよね。こうしてあちこちの町で活動するメンバーが地域や組織や団体を乗り越えて友達になれるって、いい意味で横浜って田舎だなーって思います。東京から一番近い田舎という人もいますよね。

 話変わって、うれしいニュースをご紹介させてください。

 横浜中華街映画祭内の「滑板拳」が米アカデミー賞公認の映画祭「SSFF & ASIA 2022」にノミネートされ、英語訳がつけられ上映されました。

 横浜中華街のブランド向上と、この映画祭を通じて世界に羽ばたくアーティストを輩出する映画祭に育てて行きたいと考えていたので、本当にうれしいです。この作品の監督・宮尾昇陽さんとはロケハンも一番多くご一緒しましたし、飲み食いもたくさんしましたので、感慨もひとしおです。まだご覧になられていない方はぜひこの機会にご覧くださいね。

 作品は無料でこちらからご覧いただけます。

 映画祭関連ではまた今後もニュースがありそうなので、その都度、ご紹介させていただきます!

 さてさて、今回の #boss飯 は、最後に紹介した映画「滑板拳」のストーリーの中で紹介された「光龍飯店」の五目チャーハン‼

 オーナーシェフのシャーミン(彼のニックネームです。孝明を中国語読みして友人からシャーミンと呼ばれて親しまれています)が作る五目チャーハン(880円)はパラパラで格別です。

 しかも、横浜中華街で唯一(僕調べ)、シャーミンが好物のハムが入っているのも特徴です! 実は作品の中で鍋を振っている手元はシャーミンなんですよ! 映画を観た後にぜひ食べに行ってみてくださいね。

※記事に掲載した写真は、コロナ禍前や規制緩和後に撮影したもの、撮影時のみマスクを外したものなどが混在しています

◆店舗DATA
店名:中国料理 光龍飯店
住所:横浜市中区山下町139【関帝廟通り】
電話:045-681-7732
営業時間:11:30~14:00(LO13:30)、17:00~21:00(LO20:00)
※現在新型コロナウィルスの影響のため営業時間に変動あります。
 事前にお電話にて直接お問合せを。
休み:木曜
公式サイト:https://www.chinatown.or.jp/shop/%E5%85%89%E9%BE%8D%E9%A3%AF%E5%BA%97/
食べログ:https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140105/14001181/

◆横浜中華街公式SNS

文/石河 陽一郎

 いしかわ よういちろう。1972年生まれ。株式会社ロウロウ・ジャパン代表取締役・総合プロデューサー。横浜中華街発展会協同組合副理事長。茅ヶ崎出身、横浜市在住。幼少期をシンガポールで過ごす。趣味はシステマ、焚き火。

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