カメラの機能と使い勝手に差を実感
Pixel 6aは、現行フラグシップモデルであるPixel 6 Proと同じ性能のTensorチップを載せた高性能端末ですが、Proとの間にいくつかの差分があります。Pixel 6 Proユーザーとしては、これらが不便に感じるのでしょうか。
大きく違うところは、カメラの使い勝手でした。Pixel 6aのメインカメラは広角・超広角レンズを載せたデュアルレンズカメラで「望遠」がありません。筆者は人見知りなのでポートレート撮影は苦手ですが、代わりに遠くの風景ばかり撮っています。望遠レンズで画角を工夫しながら、より画質の良い写真を残せるPixel 6 Proの方が性に合っていると感じます。
広角カメラのイメージセンサーやオートフォーカスシステムも、上位のPixel 6 Pro/Pixel 6に比べてPixel 6aはより簡易なものを搭載しています。ふつうの環境で撮る写真は画質の違いに圧倒的な差はないものの、少し暗い場所で使う時に使い勝手が変わりました。夜景モードもPixel 6aの方がシャッターを切ってから画像を生成するまでの露光時間が少し長くかかります。手持ちで撮影する時には手ブレの影響を受けやすいです。ただ三脚を使えばさほど気になりません。
AIとソフトウェアによる画像合成により、アクションパンや長時間露光の手間を加えたアーティスティックな写真が残せる「モーションモード」がPixel 6aにはありません。筆者は時々、躍動感のある電車の写真をPixel 6 Proで撮ったりしていたので、Pixel 6aのカメラ機能からモーションモードだけが省かれてしまったことが残念です。
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