週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

【実機レビュー】5G対応で5万円台「Google Pixel 6a」やりたいことはこれで十分

2022年07月22日 02時00分更新

右は6.7インチのGoogle Pixel 6 Pro。なかなかのサイズ差があります

カメラの機能と使い勝手に差を実感

 Pixel 6aは、現行フラグシップモデルであるPixel 6 Proと同じ性能のTensorチップを載せた高性能端末ですが、Proとの間にいくつかの差分があります。Pixel 6 Proユーザーとしては、これらが不便に感じるのでしょうか。

 大きく違うところは、カメラの使い勝手でした。Pixel 6aのメインカメラは広角・超広角レンズを載せたデュアルレンズカメラで「望遠」がありません。筆者は人見知りなのでポートレート撮影は苦手ですが、代わりに遠くの風景ばかり撮っています。望遠レンズで画角を工夫しながら、より画質の良い写真を残せるPixel 6 Proの方が性に合っていると感じます。

Pixel 6aは広角/超広角のデュアルレンズカメラ仕様

 広角カメラのイメージセンサーやオートフォーカスシステムも、上位のPixel 6 Pro/Pixel 6に比べてPixel 6aはより簡易なものを搭載しています。ふつうの環境で撮る写真は画質の違いに圧倒的な差はないものの、少し暗い場所で使う時に使い勝手が変わりました。夜景モードもPixel 6aの方がシャッターを切ってから画像を生成するまでの露光時間が少し長くかかります。手持ちで撮影する時には手ブレの影響を受けやすいです。ただ三脚を使えばさほど気になりません。

暗い場所に置いた被写体の置物をPixel 6 Proの「夜景モード」で、三脚を使って撮影。Pixel 6aに比べると被写体をシャープに捉える印象。色も鮮やか

Pixel 6aの「夜景モード」。こちらも三脚を使って同じ場所で撮影していますが、シャッターを切ってから画像生成に少し長く時間がかかります。写真も少し暗い印象

 AIとソフトウェアによる画像合成により、アクションパンや長時間露光の手間を加えたアーティスティックな写真が残せる「モーションモード」がPixel 6aにはありません。筆者は時々、躍動感のある電車の写真をPixel 6 Proで撮ったりしていたので、Pixel 6aのカメラ機能からモーションモードだけが省かれてしまったことが残念です。

Pixel 6 Proのモーションモードで記録した“流し撮り”写真。日常の風景をアーティスティックに切り取る表現が楽しめます

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう