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ゼンハイザーの伝説エンジニアも開発に参加

ノイマン、開放型モニターヘッドホン「NDH 30」を発表

2022年07月21日 11時00分更新

詳細は語りたくない? 高域を整える吸音ノウハウ

 また、アコースティックスにも配慮。ハウジング内部にアブソーバー(吸音体)を設け、7~10kHzの高域を吸収。リニアリティを確保している。ノウハウがあるためか、その詳細は敢えて語りたくないとする。発表会でもレントゲン写真のようなビジュアルをチラリと見せるだけという徹底ぶりだった。

ハウジング内部のアブソーバーについてはノウハウもあり、詳細は公開できないという。

 内部配線は、一般的な3極ではなく4極のバランスケーブルを採用。各チャンネルに専用のGNDを設けてクロストークを軽減。チャンネルセパレーションの改善を目指している。なお、ケーブルの端子自体はスタジオで主流の3極(アンバランス)タイプとなっている。

 これらの試みを通じて、優れた分解能、高精度なステレオイメージ、シャープな定位感を届けられるとする。

ヘッドホン側の端子は2.5mm4極タイプだ。

付属ケーブル。

内部バランスケーブル。クロストークが少なく、左右のセパレーションに優れるという。

 装着性の面でも、クッション性と通気性の高いイヤーパッド/ヘッドバンドを採用し、長時間の作業が快適に進められるよう配慮している。周波数帯域は12Hz~34kHz。インピーダンスは120Ω。感度は104dB(SPL)。歪みは0.03%以下(THD@1kHz、100dB SPL)と非常に少ない。本体重量は352g。ケーブル長は3mだ。

ベロア素材で装着感が良さそうなイヤーパッド。

折り畳みが可能

パッケージ

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