国土交通省主催の「PLATEAU AWARD 2022説明会」が7月20日に開催される。
国土交通省では、2020年度からProject PLATEAU(プラトー)として、3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化の取組みをスタート。PLATEAU AWARDはオープンデータである3D都市モデルのまだ見ぬ可能性を引き出すため、国土交通省が主催する3D都市モデルの開発コンテスト。さまざまな領域のエンジニアやクリエイター、プランナーが自らの技術と3D都市モデルのデータを組み合わせ、新たな価値を生み出すことが期待されている。 PLATEAU AWARD 2022では、PLATEAUがオープンデータとして提供する3D都市モデルを活用した新たなアプリケーションやコンテンツ、エクスペリエンスを対象とし、作品のタイプについてもPLATEAUが提供する3D都市モデルを利用したものであれば、ジャンルは問わない。例えば商用サービスやエンターテインメント系のアプリ、動画やゲームなどのコンテンツやアート作品、都市開発などを目的としたシミュレーションや可視化ツールなどの政策活用ツール、データ変換ソフトウェアなどの3D都市モデルの利便性を向上させるサポートツールなど、あらゆるタイプの作品が対象となる。また、すでに事業化されているソフトウェアから、個人のアイデアやハッカソン等から生まれたプロトタイプまで、作品の熟度も問わない。
PLATEAU AWARD 2022の募集期間は11月30日23時59分まで。一次審査は12月17日・18日に開催予定、最終審査会は2023年2月18日に開催予定。最終審査会2023年2月18日開催予定。グランプリ賞金50万円のほか、総額100万円の賞金が用意される。
説明会はPLATEAU AWARD応募を検討中の人や、PLATEAUについて知りたい人に向け、情報をまとめて解説。リアルタイムでの質問も受け付けるオンライン配信として実施し、後日アーカイブも配信する。また、PLATEAUのLTやハッカソン、ハンズオンなどに興味を持っている人に向けてPLATEAUの技術的基礎についても解説する。
■今回実施する技術解説
PLATEAUが提供する3D都市モデルデータ全般及びUnityでの扱い方について
・講師:於保 俊 株式会社ホロラボ ソフトウェアエンジニア
・技術面から見たPLATEAUのオーバービューから始まり、簡単なGIS(地理情報システム)の技術解説、PLATEAUのデータフォーマット「CityGML」解説、データ形式やデータボリューム、Unityへの変換方法や各種事例について解説。
Web GISについて
・講師:久田 智之 株式会社アナザーブレイン 代表取締役/みんキャプ運営委員会 委員長
・現実空間の情報をサイバー空間に再現する「デジタルツイン」の基盤として、近年その存在感が増しているWebGISについて解説。各種Web GISの紹介や、CesiumJSについて開発者向けにレクチャー。
なお、2022年度PLATEAU各種イベントの最新情報は特設サイト「PLATEAU NEXT」を確認のこと。
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