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3D都市モデルの開発コンテスト「PLATEAU AWARD 2022」の開催に向け、エンジニアやクリエイター、プランナーなどに向けて審査委員がメッセージを発表

2022年10月14日 08時00分更新

 国土交通省は10月13日、3D都市モデルの開発コンテスト「PLATEAU AWARD(プラトーアワード)2022」の開催に向け、募集対象となるエンジニアやクリエイター、プランナーなどに向けた、審査委員のメッセージを発表した。

 PLATEAU AWARD 2022は、オープンデータである3D都市モデルのまだ見ぬ可能性を引き出すために、国土交通省が主催する3D都市モデルの開発コンテスト。さまざまな領域のエンジニアやクリエイター、プランナーが自らの技術と3D都市モデルのデータを組み合わせ、新たな価値を生み出すサービス、アプリケーション、コンテンツなどの作品を募集する。

 作品のタイプについては、PLATEAUがオープンデータとして提供する3D都市モデルを利用したものであれば、ジャンルは問わず募集する。

・商用サービスやエンターテインメント系のアプリ
・動画やゲームなどのコンテンツやアート作品
・都市開発などを目的としたシミュレーションや可視化ツールなどの政策活用ツール
・データ変換ソフトウェアなどの 3D都市モデルの利便性を向上させるサポートツール

 …など、あらゆるタイプの作品が対象。

 すでに事業化されているソフトウェアから、個人のアイデアやハッカソン等から生まれたプロトタイプまで、作品の熟度も問わない。

審査委員メッセージ

川田十夢 (開発者/AR三兄弟 長男)
「電車の窓を眺めながら、右スクロールしてゆく風景にマリオを配置。スーパーマリオを脳内プレイするのが好きだった。1980年代は想像でしかなかったけど、現代の日本にはPLATEAUがある。日本国土をステージに何がプレイできるのか。存分に想像して、大いに実装ください。」

千代田まどか(ITエンジニア兼漫画家)
「リアルの物理世界とバーチャル世界を自由に行き来できる皆様による、3D都市モデルを使った、世界がちょっと良くなる素敵な作品を拝見できるのを、心から楽しみにしています!」

小林巌生(Code for YOKOKOHAMA共同代表)
「長年オープンデータの普及促進に携わってきました。PLATEAUはプラットフォームとして、さまざまなデータの結束点になりえると感じてきます。ぜひ、PLATEAUに自由な発想でいろいろなオープンデータを掛け合わせてオープンデータの新たな可能性を示してくれるような作品を期待しています。」

松田聖大(Takram Japan デザインエンジニア/ディレクター)
「PLATEAUが3D都市モデルを標準形式で一般提供することで、緻密な都市表現は図から地へ反転し、背景へ下がりました。精細な空間を伴奏にした、人と情報との接し方についてのアイデア、表現、技術、インタラクションの方法論を、私たちはまだ充分に知りません。すごいチャンスですね。楽しみにしています。」

内山裕弥(国土交通省)
「国土交通省の進める我が国初のデジタルツイン実装モデルである「3D都市モデル」の取組みは、まちづくりや防災政策など公共政策だけでなく、ゲーム、アート、コンテンツなど様々な領域で新しい価値をもたらすデータです。参加者の皆様の自由な発想や新しい技術がプラトーのポテンシャルを更に引き出し、世の中にインパクトを与えていくことを期待しています。」

募集要項
主催:国土交通省
募集期間:11月30日23時59分まで
募集内容:
 PLATEAU がオープンデータとして提供する3D都市モデルを活用した新たなアプリケーションやコンテンツ、エクスペリエンス
募集対象:
 個人または企業、教育機関・研究機関、行政機関、その他団体等のチーム。チーム内のメンバー数や年齢などの制限は一切ない
応募方法:プレゼンシートと動作解説動画を公式サイトから応募
審査の評価
・3D都市モデルの活用
・アイデア
・UI/UX/デザイン
・技術力
・実用性
賞金:グランプリ賞金50万円ほか、総額100万円
 ※詳細については公式サイトを参照のこと
スケジュール
・2022年
 11月30日:応募締切
 12月17日~18日:一次審査
・2023年
 1月:一次審査結果の公開
 2月18日:最終審査会・表彰式

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