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山根博士のグロスマレビュー

画面埋め込み式カメラは確実に進化した! ZTE「AXON 40 Ultra」は画面が目一杯使える

2022年07月04日 12時00分更新

多彩な撮影モードを使った作例

 メインカメラは多彩な撮影モードを備えている。カメラファミリー(一般的なスマートフォンでは「その他」)には「星空奇跡」「星空」と、夜間の天空撮影に対応したモードもある。ムーンライト、電子絞り、ライトドロー、マルチ露光、スローモーション、タイムラプス、マクロ、パノラマショット、VLOG、フルサイズ、ドキュメント、マルチカメラ、モノカラーと、これまでのZTEのカメラフォンが搭載していた特徴的なカメラモードもすべて搭載されているといった感じだ。また動画はマイクをフロント、リアに切り替え可能で、VLOG撮影時によりいい音で録音ができる。

カメラを起動(左)。カメラファミリー(中)。ビデオはマイクを切替できる(右)

 カメラのその他のモードは「Street」「プロショット」「フォト」「ビデオ」「夜景」「縦向き」。海外モデルのため縦向きはポートレートの直訳と思える。フォトでは望遠倍率を「WIDE」「1X」「TELE」にワンタッチで切替できるが、倍率ボタンを長押しすると望遠倍率がレンズ焦点距離でも表示されカメラのレンズのような感覚で扱える。デジタルの最大倍率は40倍だ。

倍率はレンズの焦点距離も表示される。写真は40倍、ビデオは15倍までに対応

 以下はカメラの作例だ。いずれも写真サイズは標準(3472x4624ドット)で撮影。標準35mmはゆがみも少なく、デジタルカメラの標準レンズ感覚で撮影できる。

超広角

等倍

デジタル10倍

デジタル40倍

近距離まで近づいて撮影

マクロモード

縦向き(ポートレート)ボケ最大

夜景モード

【まとめ】ノッチやパンチホールがない気持ちよさ

 AXON 40 Ultraは高い本体性能にコンテンツ表示時に視界を遮るものが一切ない大型ディスプレーとアンダーディスプレーカメラを搭載し、高級感ある質感に仕上げられている。スマートフォンとして最上級の製品であるだけではなく、高画質なトリプルカメラは標準をデジタルカメラに寄せた35mmとし、写真撮影をより楽しむことも考えられている。ZTEのカメラ開発力の集大成ともいえる製品であり、メジャーメーカーのハイエンドモデルとも十分競争できる製品と感じられた。

AXON 40 Ultra

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