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西洋版京大式カード、Rocketbook「クラウドカード」を衝動買い

2022年06月30日 12時00分更新

Rocketbookアプリの良さを知る前に無料のさまざまなPDFフォーマットを同社の公式サイトからダウンロードできる

Rocketbook公式サイトでは
各種ノートフォーマットがダウンロード可能

 実はRocketbookは、専用のスマートノートや今回のクラウドカードを購入しなくても楽しむことができる。Rocketbookの本国公式サイトには、フリーでダウンロードできる多くの方眼紙や五線紙などのノートフォーマットが数多く登録されている。お試しにRocketbookの良さとすごさを理解するには、必要十分だ。

 今回はそれらの中でも、特に楽しそうな塗り絵のフォーマットをダウンロードしてプリント、色鉛筆やマーカーで着色して、RocketbookアプリでスキャンしてDropboxにアップロードしてみた。カラーの色味は完璧には再現できていないものの、雰囲気は出ている。きっと夏休みには登場の機会はありそうだ。もちろんユーザー独自で、好きな塗り絵を作ることも可能だろう。

今回は夏休みに子供と遊べそうな塗り絵をダウンロードして、着色、クラウドサービスにアップロードしてみた

 冒頭で京大式カードとクラウドカード(INDEXカード)を比べてみたが、海外と国内の違いや英字と漢字のサイズ差による罫幅の違いはあっても、両者の目指しているところは大きくはかけ離れてはいない。

 いずれのカードも突然思いついたアイデアやひらめきをメモしなかったために、うっかり忘れて二度と思い出せない人生最悪の事態を避けるために、思いついたらメモし、そのキーワードを拾い出し、時には蓄積したカードを順序や組み合わせを替えてみて、新しい閃きを生み出すための大事な道具だ。

昨今の便利な無料アプリを使って「京大カード」も簡単に撮影スキャンしてクラウドサービスにアップロードできる

 今回は興味半分で京大式カードをDropboxスキャンで読み込んでみたところ、専用アプリがなくても問題なく目的の部分だけをDropboxに取り込むことができた。これは普通に使えてしまいそうだ。著名なエッセイ「知的生産の技術」の著者であり、発想力の天才である梅棹忠雄さんの「昭和の知恵」を「令和のテクノロジー」でよりパワフルに誰もが活用できそうだ。

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