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高コスパのPCIe 4.0対応M.2 SSD、ADATA「LEGEND 840」は新定番になりそう? PS5増設&エルデンリングも試した

2022年06月28日 11時00分更新

エルデンリング、スパイダーマンともに
システムSSDとのロード時間の比較で差を感じることはなかった

 PS5用タイトルである「ELDEN RING」を内蔵ストレージから増設ストレージへとプログラムを移動するのに要した時間は38.23秒。45GB以上の容量があるが、あっさり終わる。ELDEN RINGについては、起動時間(PRESS ANY KEY表示まで)、CONTINUEでのロード、エレの教会付近から漂着墓地の祝福への移動(ファストトラベル)の時間を計測してみたが、システムSSDとほぼ変わらず、ファストトラベルはLEGEND 840のほうがわずかに速かったくらいだ。

 また、正確な時間は計測できていないが、死んだ後に祝福から再スタートする際のロード時間も、システムSSD、LEGEND 840とも6~7秒といったところで、両者の違いは感じられなかった。

50GB近いゲームタイトルも移動に1分もかからないのはさすが

  増設SSD(LEGEND 840) システムSSD
PS5読み込み速度 5029.225MB/s  
エルデンリングの移動(システム→増設) 38.23秒  
エルデンリング起動
(PRESS ANY BUTTON表示まで)
12.91秒 12.99秒
エルデンリング起動
(CONTINUEでのロード)
7.06秒 6.68秒
エルデンリング
(祝福へ移動)
5.91秒 6.11秒
Marvel's Spider-Man起動
(START表示まで)
38.57秒 37.92秒

 また、「Marvel's Spider-Man: Miles Morales」の起動時間(START表示まで)もシステムSSDとの差はわずか。どんな作業をしても意識してもわからないレベルで、システムSSDとまったく同じように使える印象だった。

 この結果からすると、シーケンシャルリードが公式の推奨より500MB/sほど足りない点やHMBが使えない点は、あまり気にすることはないのではないだろうか。

 また、室温27度の室内でエルデンリングを2時間ほどプレイした直後、地図を開いたままの状態でカバーを開けてFLIR ONEでサーモグラフィを撮影してみたところ、SSDの一番熱い部分でも50度以下と発熱面もまず不安はなさそうだ。

室温27度の室内でエルデンリングを2時間ほどプレイし、地図を開いたままの状態でカバーを開けてFLIR ONEで撮影したサーモグラフィの画像

PCIe 4.0x4対応SSDとしては最も安価なクラスなのに性能は十分
PC向けにもPS5でも安心して使える有力な選択肢

 LEGEND 840の原稿執筆時点でのAmazon.co.jpでの販売価格は、512GBモデルが1万円弱、1TBが1万7000円台だ。容量単価からすると1TBのほうがお買い得で、PCIe 4.0x4対応SSDとしては一番安価なクラスに入りそうだ。それでいて性能も十分なので、PC向けとしても、PS5の増設向けとしても、コストパフォーマンスの部分は文句なしといえる。

 特にPS5向けとしては、完全に要件を満たすSSDは高価なものがほとんどであることを考えると、LEGEND 840はかなり有力な選択肢と言える。メーカー側でも公式にPS5動作確認済みとうたっているので、安心して利用できるのも強みだろう。

Amazon.co.jpへのリンク(LEGEND 840 512GBモデル)
Amazon.co.jpへのリンク(LEGEND 840 1TBモデル)

 

(提供:エイデータテクノロジージャパン)

 

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