PCIe 4.0対応NVMe SSDがかなりお得な価格で
1TBが1万5000円台!Crucial「P5 Plus」1TB SSDはPS5の容量増設用途にコスパ最強か!?
PS5標準SSDと同等に使えるのか検証
では、実際にゲームの起動時間とロード時間を計測し、PS5標準ストレージとP5 Plusで差異はあるのか検証してみた。計測にあたっては、初めての起動時のみクレジットが表示される場合があるためそれを省き、3回ストップウォッチで計測し、その平均値を結果として比較している。
■Ghost of Tsushima Director's Cut
昨年8月に発売されたSIEの「Ghost of Tsushima Director's Cut」は、元寇の際、対馬に上陸した元軍が島の武士団を壊滅。生き残った武士・境井仁が対馬を守るため戦いに挑むオープンワールドタイプのアクション・アドベンチャーゲームだ。PS5版としてPS4から移植しつつ、新たなストーリーやオンライン協力プレイモードなどが追加されている。
本ゲームは、起動するとすぐにセーブしたポイントから始まる。そのため、起動時間のほかに、別途ゲームをロードする時間を計測した。
結果はP5 Plusの方が、起動時間がわずかに短くなっているものの、ほぼ誤差の範囲だろう。オープンワールドのゲームながら、この短時間ですぐプレイできるのは魅力的だ。
■DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT
小島プロダクションが贈るSIEの「DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT」は、PS4版作品のPS5リマスター版。運び屋サムがデス・ストランディングによる人類滅亡の危機のなか、配送を続けることで繋がりを取り戻していくアクション・アドベンチャーだ。
計測は、ゲームの起動時間とゲームのロード時間の2つ。
結果は、どちらもP5 Plusのほうがわずかに速度が速かったが、これも誤差の範囲内。PS5は起動もロード時間も短時間で済むので、スムーズにゲームの世界へ入れる。
■グランツーリスモ7
初代PlayStationからドライビングシミュレーターというジャンルを確立させたSIEの「グランツーリスモ7」。今回の作品も追加コンテンツが多数あり、ヘビー級の容量食いだ。Ver.1.160.000の時点で98.72GB。セーブデータなども含めると約109GBだ。
全体的にゲームの読み込み時間は非常に短時間となっているが、その中でもロード時間の長かった「ミュージックラリー」モードのステージ3「トライアルマウンテン・サーキット」で計測。起動時間とあわせて検証した。
結果は、どちらもほぼ同じ時間。このように、PS5標準SSDでも拡張スロットへ差したP5 Plusでも速度の違いは見られなかった。
また、ストレージ間のゲームの移動時間も計測。「from PS5 SSD」がPS5標準SSDからP5 Plusへの移動、「to PS5 SSD」がその逆だ。
ゲームの移動はPS5からの移動のほうが圧倒的に速い。かかる時間はほぼ容量に比例しているので、転送速度はゲームによって違いはない。ただ、単純計算でfrom PS5 SSDが約1234MB/秒、to PS5 SSDが約233MB/秒と、PS Plusの読み書き速度の性能を大きく下回っている。これは、ストレージ性能の問題ではなく、システム側の処理の問題で、どのSSDでも同様の結果になる。
コスパのいいP5 PlusでPS5の容量を確保!
検証の結果、PS5標準SSDと同等のロード時間となるP5 Plus。6月22日現在、Amazonで1TBモデルが1万5300円で購入できる。ヒートシンクも800円程度で購入できるので、かなり安く増設が可能だ。
世の中的にインフレで、円安がかなり進行しているため、今後価格が上昇する可能性もある。PS5をすでに持っているなら、今のうちにP5 Plusを購入して増設しておくことを強くオススメする。
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