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【動画実機レポあり】WWDC22現地から新MacBook AirのハンズオンやApple Park会場を紹介

●watchOS 9

 watchOSで注目したいのは「睡眠」機能です。睡眠機能は、watchOS 7ですでに追加されており、装着したまま眠ると、睡眠時間や眠りの深さ、心拍数、呼吸の乱れなどを記録します。そこに今回「睡眠ステージ」が加わり、より詳しい情報が追加されるようになります。加速度センサーと心拍数センサーを使い、レム睡眠、コア睡眠、深い睡眠を検知。現在、サードパーティでもこうした睡眠記録アプリがいくつか公開されていますが、本家がより詳しいデータを取得+記録するようになるイメージです。

watchOS 9では「睡眠」機能に「睡眠ステージ」が追加

 また今回、同時に発表されたiOS 16のウィジェット機能で、起きてすぐiPhoneの画面から睡眠ログの詳細を確認できるようになります。

 iPhoneとApple Watchはそれぞれ、歩行の質や運動のデータ(アクティビティ)を取得しているため、「良質な眠りが取れているか」の記録は、その日のヘルスケアログやアクティビティの読み解きにも関わります。例えば、自身がヘルスケアに体重の推移をつけているなら、睡眠ログを合わせてチェックし「浅い眠りが多く、疲れが取れていないことで、ストレスが増し、暴飲暴食に繋がっているのかも?」といった分析が可能になるというわけです。

 残念ながら、現在最も安価に販売されているエントリーモデルのApple Watch Series 3は、watchOS 9に非対応。Apple Watchの次期モデル発表のタイミングで、別途エントリーモデルが発売されるのかにも、注目が集まります。

 ほかにもWWDC22では細かい新機能やアップデートが発表されており、6月10日まで個別の開発者向けセッションが続いている状況です。これらの機能が使えるようになるのはまだ少し先の話ですが、デバイスを購入する際のポイントとして覚えておくと良いかもしれません。

 

筆者紹介――弓月 ひろみ
 ITジャーナリスト。iPad仕事術など、アップル関係の記事執筆のほか、海外テック情報を動画でリポート。iPhoneケース専門家として「マツコの知らない世界」等に出演。YouTube「ガジェタッチ」配信中。

 

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