週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

春のヘッドフォン祭 2022 miniで見つけた新製品、参考出展

2022年04月30日 18時00分更新

コンパクトで上質な音を提供するポーランドのFerrum Audio

 エミライブースで参考展示されていたポーランドのブランドFerrum Audio「HYPSOS」はスイッチング電源/リニア電源のハイブリッド構成にした音響機器用の高性能DC電源となっている。5V~30Vの可変出力で、最大6A(瞬間最大9A)と大出力のため、Ferrum Audioだけでなく大半の音響機器に対応できるという。10万円台後半程度の価格で上期中の発売を予定している。出力電圧はユーザー設定で0.1V単位で調整できる。MYTEKなど同社取り扱いの別ブランドと組みわせた提案もしていた。

 Ferrum Audio製品では今後もDACの「ERCO」やヘッドホンアンプの「OOR」などを投入する予定。ともに30万円台前半と高価ではあるが、コンパクトサイズで高音質な製品。スタジオ機器の出自を持ち、最先端のスペックだが、小型のデスクサイズというコンセプトはBenchmarkやMYTEKなどほかのエミライ取扱製品と共通性があるが、リスニングよりの心地よいサウンドはこの2つのブランドとしっかり差別化されており、選択肢の拡大という意味でも興味深い。

HYPSOS

ERCOとOOR。Feは鉄の元素記号だが、フロントパネルは錆を表現した茶色になっている。

 また、MYTEKブランドとしては初の単体ヘッドホンアンプでTHX AAA技術を採用した「Liberty HPA」、新しいDAC製品である「Liberty DAC II」も展示。ともに発売済みでそれぞれ実売価格は20万円弱となっている。

Liberty HPAとLiberty DAC II

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この特集の記事