脱炭素社会に向けて
さらに、新たな指標として発表したのが、2050年に全世界CO2総排出量の約1%にあたる3億トン以上の削減インパクトを目指すという目標だ。
2022年1月のCES 2022のプレスカンファレンスでは、グループ長期環境ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」が発表され、自社バリューチェーン全体のCO2排出量削減目標として、2050年までに1億1000万トンを目標に掲げていたが、新たに車載電池の環境車への普及や、サプライチェーンソフトウェア事業などの既存事業領域で1億トンの削減貢献インパクト、水素エネルギー領域などの新技術、新規事業の創出により、1億トンの削減貢献インパクトを新たに盛り込み、これらの合計で3億トン以上という削減インパクト目標を掲げなおした。
楠見グループCEOは、「もっとCO2排出に目を向けた設定が必要であると考え、自社が使うエネルギーと、創るエネルギーの対比だけでなく、社会全体のCO2削減という課題に対する貢献に視点を改めた。できるだけ早くCO2排出量を削減することに取り組む」と、新たな指標の意味を示した。
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