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スマホを持ち始める時期は女子のほうが早い

「8歳でキッズケータイ、10歳でスマホ」が子どもの新常識!?

2022年04月12日 09時00分更新

スマホ所持開始年齢は低年齢化

 新入学の時期、お子さんのスマホデビューを考えている家庭も多いだろう。では日本の子どものスマホデビューは何歳なのだろうか。全国の小中学生の子どもと保護者を対象としたNTTドコモモバイル社会研究所の「2021年親と子の調査」(2022年3月)を見てみよう。

 子どもと連絡は取りたいけれど、スマホはまだ早い。そんな時期に持たせることが多いのが、やり取りできる相手や機能などを制限できるキッズケータイだ。小中学生がキッズケータイを持ち始める時期について調べたところ、2019年は約9.1歳だったが、2021年には約8.1歳と低年齢化していた。

 続いてスマホを持ち始める時期について調べたところ、2019年には約11.3歳だったが、2021年には約10.6歳と、持ち初めの時期が0.7歳低年齢化していた。また、女子のほうが持ち始める時期は早くなっている。

 実際、筆者の周りでも、男子小学生はまだスマホを持っていないケースが多い。持っていても、SNSなどを積極的に使っている子は多くない。一方で女子小学生は小学4年生くらいからTikTokで自撮り動画を投稿したり、LINEでやり取りしたり、自撮り写真も加工アプリを使っている様子が見られるなど、男女での差は大きい状態だ。

小中学生がスマホを持ち始める時期は低年齢化している

スマホデビューは12歳がピーク(2021年)

小学校入学でキッズケータイ、中学入学でスマホへ

 2021年のキッズケータイ持ち始め時期の年齢分布は、6~7歳がピークとなっており、小学校入学後に持ち始めることがわかった。小学生は1人で登下校したり、遊びに出かけたりする時期であり、「居場所を確認したい」という保護者のニーズにも合致するいうわけだ。

 一方、スマホを持ち始める時期の年齢分布は、小学校高学年から増加し、中学校入学に近い12歳にピークとなった。中学生になると、「キッズケータイは子どもっぽい」と嫌がることが多くなり、スマホに替える例が目立つ。部活などでLINEで連絡を取る例も多くなるため、スマホに移行するようになるのだ。

 スマホは非常に便利だが、ゲームやSNSなどにはまって長時間利用するようになったり、大人などと出会ってトラブルに巻き込まれることも多くなる。デビュー時期の約束や見守り、安全のための設定などが重要となるので、気をつけてデビューするようにしてほしい。

著者紹介:高橋暁子
 ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki

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