3月14日に公開されたiOS 15.4だが、更新するとバッテリーの消耗が早くなるという問題が報告されており、見送っていた人も多いのではないだろうか。そんな中、4月1日にiOS 15.4.1が公開され、バッテリー消耗問題が解決され、安心して更新できるようになった。そこで今回は、iOS 15.4の新機能をまとめて紹介しよう。
iOS 15.4.1ではバッテリー消耗問題が解決されている
iOS 15.4の新機能 その1
マスク着用でロック解除（ただし、Face ID全機種ではない）
iOS 15.4の目玉機能はなんと言ってもマスクを着用したままFace IDでロックを解除できるようになったことだろう。iPhone 12以降で利用でき、Apple PayやSafariとApp内のパスワード自動入力でも有効。iOS 14.5からApple Watchとの組み合わせでマスクを着けたままでもロック解除できるようになっていたが、Apple Payではパスコード入力が必須だったのでありがたい機能だ。
「設定」の「Face IDとパスコード」を開き、「マスク着用時Face ID」をオンにする。次の画面で「マスク着用時にFace IDを使用する」をタップし、マスクを付けてセットアップをする。
サークルの中に自分の顔を入れてゆっくりと円を描くように頭を動かす。まずは、1回目はそのまま設定し、メガネをかけている人は2回目は外して設定する。これでマスクを付けたままロックを解除できるようになる。
もし、異なるメガネを使い分けている場合は、複数のメガネを登録することもできる。「マスク着用時Face ID」の設定後、「メガネを追加」をタップして、メガネを付けたまま設定すればいい。
「Face IDとパスコード」の「マスク着用時Face ID」をオンにする
「マスク着用時にFace IDを使用する」をタップする
「メガネを追加」をタップし、複数のメガネを登録することもできる
iOS 15.4の新機能 その2
絵文字が123種類追加
絵文字もさらに増えた。123種類が追加され、溶ける顔や敬礼などの顔文字やジェスチャーなどが利用できるようになった。握手のアイコンでは、それぞれの手の肌の色を変えられるので、幅広い表現が可能になった。
新しく追加されたアイコン
握手のアイコンをタップすると、それぞれのスキントーンを選択できる
iOS 15.4の新機能 その3
Siriとの連携が強化
オフラインの間もSiriが日付と時刻の情報を利用して応答できるようになった。たとえば、機内モードのロック画面から、アラームやタイマーを設定できる。飛行機の中では使いにくいが、山登り中など通信圏外の時に両手が塞がっていても時間を確認できるのは便利だ。
ほかには音楽の再生/一時停止やアプリの起動、電話の発信、ライトのオンオフ、通信機能のオンオフなどもSiriで操作できる。もちろん、インターネット接続が必要な機能は利用できない。
機内モードがオンの状態でもSiriを利用できる
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