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バイク乗りの悩みの種? CBR250RRの盗難対策を考える

2022年03月20日 12時00分更新

 バイクを所有する上で気になるのが盗難です。バイクに乗ろうと思ったら愛馬がないことほどショックなことはありません。今回は筆者の防犯対策についてお話したいと思います。

バイクの盗難防止は何が有効なのか?

※警視庁の資料より

 ちょっと古い資料になるのですが、警視庁が公表している「東京の犯罪」(令和2年版)によると、都内のバイク盗難被害は995件とのこと。ちなみに自転車が2万3392件、自動車が96件とのこと。単純計算で1日2~3台のバイクが盗難被害を受けているということになります(東京の犯罪(PDF))。

 この盗難被害から愛馬を守るには、バイクが目立たないようにすること、そして鍵を厳重にかけることの2点と言われています。バイクを目立たないようにする、というのは長時間駐輪する際はカバーをかける以外に方法はないようで、筆者もカバーをかけています。どんなカバーを使っているのかという写真は、防犯の都合から掲載はご勘弁させていただきます。

 次に鍵です。またしても警視庁のサイト(警視庁)を見ると、イモビライザー、バイクアラーム、U字ロック、チェーンロック、マグシャッター付きシリンダーキーが有効とのこと。イモビライザーとは、エンジンキーに内蔵されたICチップのIDコードと車両側のコントローラーのIDコードを照合してエンジンを始動させる仕組みになっている装置。バイク側に装着するものですので、取り付けは専門店にお願いすることになります。私も付けました。

 カバーとイモビライザーだけでは安心はできません。まずはU字ロックを取り付けます。U字ロックはバイク用品大手のDAYTONA(デイトナ)の「STRONGER LOCK」を購入しました。このU字ロックのよいところは、鍵にLEDライトがついているところ。これが夜間の施錠/開錠時に大変役に立つのです。

 ディスクロックはAmazon.co.jpで購入したLinkaxというメーカーのもの。これはアラーム機能がついたもので、フロントディスクブレーキローターに挟み込むようにして施錠します。ちょっとでもバイクが動くと、警告音を鳴らしますので防犯にはうってつけのアイテムです。ですが自分で開錠する際、うっかり鳴らしてしまうことがあり、ご近所から「うるさーい、なんてね火山が大噴火」したことも。それだけ強力なアイテムということにしておきましょう。

 そしてチェーンロック。これを駐輪場のパイプと一緒につなげます。これにより人力やクレーンでバイクを持ち上げての盗難から防ぐことができると言われています。この方法を一般的に大地ロックや地球ロックと呼ばれ、盗難対策では絶大なる効果があると言われています。この時、チェーンが地面に付かない方が望ましいとのこと。というのも接地している方がチェーンは切断しやすいようです。ただしこの大地ロック、公共物や私有地ではNGなので注意してください。

駐輪場変更で問題発生

 この方法で1年ほど上記の方法でバイクを駐輪していました。こうして盗難被害を受けることなく平穏な日々を送っていたのですが、更新時期を過ぎて2ヵ月後に話が急転直下します。というのも借りていた駐輪場が閉鎖されることになり、新しい駐輪場へ移動することになったのです。更新料とは一体……、と思いつつも新しい駐輪場探しが始まりました。

 駐輪場変更に至るには紆余曲折があったのですが、新しく契約した駐輪場で問題になったのは、遠くなって値段が上がったこともありますが、大地ロックができなくなったこと。フェンスはあったので当初はそこにバイクを括り付けていたのですが、これがNGだと管理会社からクレームが入ったのです。ならばアンカーを打たせて欲しいと相談したのですがダメと即答。ロックできずに盗まれたらどうするんだ? と尋ねたのですが、それは自己責任であると素っ気ないお答えに、都会住まいの辛さを感じたのでした。

 大地ロックができない不安は大きいものです。そこで購入したのが「RightStuff Motographicassistance」というサイトで販売しているアンカープレート(1万7500円/別途送料1500円)というアイテム(公式サイト)。

 これは何かというと、厚さ4.5mm重さ10kgのL字鋼板。この上バイクを設置して施錠すれば大地ロックに近い効果が得られるというものになります。具体的には……。

  1. バイクを動かそうにもアンカープレートとバイクが施錠されているので動かせない(動かそうとするとバイクの重量分を引きずる必要がある)
  2. チェーンロックを切ろうにも地面に接地しないようにすれば、力が入れにくく切りにくくなる
  3. チェーンロックを地面に設地させようとバイクを動かそうにもバイクがアンカープレートにロックされてるので動かせない

 となるのだとか。ちなみにアンカープレートを切断しようにも、電動グラインダーで2本切れ目を入れる必要があり、2本で7分以上の時間がかかる模様。ディスクロックの警告音が鳴る中、7分間も電動グラインダーをかけ続ければ、さすがにご近所から窃盗犯と思われるでしょうし、そんなリスクを背負ってまでバイクを盗難する人は少ないのでは? 電動グラインダーで7分は心もとないという方には、高強度で重量のある6mmステンレス製(2万9000円+送料2200円)と、9mmステンレス製(4万1000円+送料2200円)が用意されていますので、そちらをお求めになるとよいでしょう。もっともクレーンを使われてしまったら、プレートが地面と固定していない限り動いてしまうのですが……。

 ということで、注文して1週間もたたずにやってきました。梱包はラッシングのみという潔さで、ゴミも少ないところに好感。それではキズが気になるという声もありそうですが、使っていくうちにキズがつくのはわかっていること。過剰な梱包はSDGs的によろしくありません。

 いよいよ設置です。といっても、駐輪場まで運んで置くだけです。ただ10kgありますので、持って歩くのはちょっと大変かも。あとはバイクの下に置いて施錠するだけ。この時、チェーンが接地しないようにするのがポイントです。とはいえ短すぎると施錠しづらく面倒この上なく。写真ではリアタイヤ側の1個しかかけていませんが、実際はこのほかに、フロントタイヤとリアタイヤ、そしてアンカープレートを通した長めのチェーンロックもかけています。つまりチェーンロックが2個、U字ロック1個、ブレーキディスクロック1個の4つ使っています。

 そんなに施錠する必要があるのかわかりません。実際、メンドクサイです。ですが鍵が多いということは窃盗する側も面倒ということ。面倒なことをしてまで盗む価値がないと思わせることが重要ではないでしょうか。

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