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CES 2022の注目ハードウェア製品その1

軽量のソーラーパネルや感情を表現できるLEDマスクなどユニークな製品がCESに多数登場

2022年02月10日 19時00分更新

自転車のホイールに接触しないダイナモWheelswing

 韓国の韓瑞大学のブースで出展していたWITHUS&Earth社。韓瑞大学は1992年に設立された比較的新しい大学だが、昨年は関連スタートアップでCESイノベーションアワードを3つ受賞する実績を残しており、今年も12コマのブースをEureka Parkに出展しておりCESでの韓国の勢いを示す一例といえるだろう。

ここ数年のCESで名前を目にする韓瑞大学。航空系の学部が充実している。

 この韓瑞大学ブースの1社が出展していたのが、摩擦によらない自転車用の充電器だ。通常の充電器は、自転車の車輪の回転にあわせて充電器(ダイナモ)についたローラーを接触させて回すことで発電されるが、摩擦が加わることになってしまうのでペダルが重くなってしまう。そこでこのWheelswingは、摩擦によってではなく磁力の力で車輪の回転にあわせて発電機のローラーが回る仕組みとなっており、ペダルを漕いでも重くならない。

 

感情を表現できるLEDマスク「Qudi」

 コロナ禍ならではの製品として紹介したいのがウクライナの感情を表現できるLEDマスク。アプリでLEDの発光パターンやアニメーションを選択することができ、頭の動きにあわせて設定をすることができる。LEDを199個使用しており、価格は289ドル。

ゴーグルもついたマスクとなっており、ゴーグル部分はサングラスのように半透明となっている

 

https://www.youtube.com/watch?v=e-Cyy6zUNfg&

水とエネルギーを80%節約する水再利用シャワーRAINSTICK

 Rainstickはシャワーの水をリアルタイムで再利用するという製品。10分のシャワーで100Lの温水が使われているそうだが、その水と温水にするためのエネルギーの80%を節約できるという。まだ使ったばかりの温水を再利用するため、温水にするためのエネルギーもかなり節約される仕組みとなっている。どれだけ水とエネルギーを節約できているかをアプリで確認ができるようになっている。

再利用される水はフィルターを通し紫外線で殺菌をする仕組みとなっている

 コロナ禍ならではの製品や、環境に配慮した製品が今年のCESでも注目を集めており、そうした製品を中心に紹介してみた。次の記事では勢いのあるフランス、オランダのスタートアップの製品を紹介したい。

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