ネットで「ヒヤっ」とした体験をこっそり告白
アスキーのYouTubeチャンネル特番「ネットでヒヤッとした話~アスキー×マカフィー」からスピンアウトした、「思わずヒヤッとした、ネットにまつわる怖い話」を紹介するこの連載。
今回は「Twitterで身バレしてヒヤッとした」お話です。
Twitterでの正義の行為に逆上されて、個人情報を特定された
Twitterで「これ違法ですよ!」と指摘したら、逆上されて顔写真、学校、大まかな住所まで特定されました……。
おっとこれは、正義感ゆえに「虎の尾を踏んでしまった」というところでしょうか。寅年早々、なんとも災難なヒヤリ案件ですね。
それにしてもなぜそこまで特定されてしまったのでしょうか?
「ネットは匿名」がもはや幻想であることは皆さんご存知のことだと思います。大型掲示板やニュースサイトのコメント欄などでの発言(書き込み)は、一見すると匿名であるようですが、発信者情報開示請求を利用すればプロバイダー経由であっという間に身元が判明します。もちろん、理由なく開示請求が通ることはありませんが、他者への誹謗中傷や、犯罪に抵触するような発言があればその限りではありません。ネットでの軽率な発言は厳に慎むべきでしょう。
今回、投稿者さんが個人を特定されたのは、プロバイダーに問い合わせやら何やらをするまでもなく、SNSで発信している本人がさまざまな情報を提供していることに原因がある可能性大です。
Twitterなどは自身の本名を出すまでもなく利用できます。だからこそ個人の情報が明らかにならないという油断があるのかもしれません。しかしながら、日々こまごまとした投稿をしていると、その人の生活領域が見えてくるものです。
自撮り写真に写り込んだ背景に、場所を特定できるような情報があるかもしれません。自室の窓から見える風景、駅構内の案内板、お気に入りの飲食店の食べ物写真などなど……。ほかにも、SNSでつながっている友だち関係をあたることで、勤務先や通学先の情報を得ることも可能です。
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