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RAPID IPSパネル採用し165Hz駆動1msの高速応答

27インチでWQHDの高速駆動というトレンドを押さえて5万円以下のゲーミングディスプレー、MSI「Optix G273QPF」

2021年12月20日 11時00分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 背面はMSIのゲーミングディスプレーとしては珍しく、LEDイルミネーションが施されていない。ロゴが配置されるなどゲーミングディスプレーらしいデザインではあるが、電飾好きの人にとっては少々寂しいかもしれない。

背面はLEDイルミネーションはないものの、ゲーミングディスプレーらしいデザイン

 MSIお得意のOSD操作用のスティックを搭載。OSD操作はこれに限る。

OSDの操作はスティックタイプなので、一度触れたら離さずに操作できるため、見えなくても誤動作しにくく扱いやすい

 ゲーミング向けの性能としては、G-SYNC compatibleに対応。対応するグラボと組み合わせることでカクつきやティアリング現象を抑えられる。プレイ中にティアリングが起きると結構厳しいので、ストレス軽減のためにも利用するといい。

 また、暗闇で敵の動きが把握しづらいシーンでもナイトビジョン機能により見やすく改善される。「A.I.」に設定するとシーンを自動分析して明るくするか否か判断してくれるので、常に暗部が明るいママとならない。

ナイトビジョン機能は、暗闇での認識を上げるので利用したほうがいい

 ほかにも、ゲームジャンルに合わせて最適化された画質設定を利用できるほか、MPRT機能によりブレの軽減も可能。ただし、G-SYNC compatibleと同時に利用できないので、プレイしてより見やすい方を利用するといい。

 アンチフリッカー機能やブルーライト低減機能も搭載。長時間の利用時に目の疲れを低減してくれる。

ブルーライト低減にすると、黄色みがかった色合いになり、目の疲れを低減

27インチクラスがやはりプレイしやすい

Windows 11のディスプレー情報。リフレッシュレートはDisplayPortの利用で165Hzとなる

 実際に使ってみたが、幅が約614mmなので、狭めなデスクでも設置しやすく、角度や高さの調整範囲も大きいので、見やすい位置にしやすい。27インチくらいあると、結構目の前に広がった感じになり、ある程度の没入感もある。32インチや34インチなどの大画面は理想だが、27インチディスプレーは、サイズとコストのバランスがいい。

 画面は、IPS液晶ということもありキレイで、ゲームはもちろんだが、テレワークでのセカンドディスプレーとしても活用できる。WQHDと広いので、ウィンドウを2つ並べての作業も捗るはずだ。

 WQHDということで、ゲームもより精細な画面でプレイできる。ただ、高リフレッシュレートでプレイするとなると、それなりのグラボが必要なので注意が必要だ。G-SYNC compatible機能も試したが、格闘ゲームでティアリングが起きる場面があったものが、完全に起きなくなっている。一瞬一瞬が勝負となる対戦ゲームにおいてはかなり重要になってくる。

 また、PS5との接続では、フルHDをWQHDにアップスケールして120Hz、4KをWQHDにダウンスケールして60Hzでの動作に対応している。

ゲームだけでなく普段使いにも

 Optix G273QPFは、現在のトレンドをすべて取り込んだゲーミングディスプレー。このスペックで5万円弱という価格なら、即飛びついても後悔しないはず。背面にLEDイルミネーションが付いていないので、ゲームに限らず、ビジネスやクリエイティブな作業として活用するのにも適している。この冬ディスプレーを買い替えたいユーザーなら、検討する価値が大アリな製品だ。

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