週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

美環のバイクレビュー その7

CT125・ハンターカブでフルーツハンターになろう! 果物を求めて山梨を走りまくり

2021年10月30日 15時00分更新

文● 美環(@puritendon) 編集●ASCII

【レビュー】ハンターカブの良さは
できるだけ長く乗ると身に染みる

 今回はCT125・ハンターカブで思う存分色々な所に行きました! このハンターカブ、意外とシート高が800mmで高いんです。足元は両足ツンツンで、センタースタンドを下すのには一苦労しました……。背が低い人へのコツとして、シートの前の部分に下がったスペースがあるので、停車時はこのスペースにお尻をずらすと車体を安定して支える事ができますよ。

こんな感じにお尻をずらして、足つきを確実なものにした方か安定するよ

 また、カブの特徴なのですが、マニュアルのバイクと違ってクラッチレバーがないこと、シフトペダルが特殊でつま先で踏むとシフトアップ、かかと部分で踏むとシフトダウンする仕組みになっており、通常のマニュアルバイクを普段乗っている人だと、操作感が逆になっているような感覚に陥るんです。この独特な操作の違いになれるのに少し時間がかかりました。また、シフト操作も少し違って、ハンターカブの場合1→2→3→4→Nとなっており、停車時には1速からNに、Nから1速にすることも可能になっています。

クラッチレバーがないんです!

 通常のマニュアルバイクだと1→N→2→3→4→5→6となっており、6速に入っていた場合は6→5→4→3→2→Nというように段階を踏んでシフトを落とさないといけません。

シフトペダルです。私は普段カブに乗らないので、かかと部分にもペダルがあって特殊に感じちゃいました

 マニュアルバイクに慣れているよ! という方は気が緩むと「あれ? 今何速だっけ!?」とわからなくなってしまうので注意が必要だと感じました。純正のハンターカブでシフトインジケータ―(何速に入っているかが分かるもの)が付いてるといいなぁ。

レンタルバイクたいようさんでお借りしたハンターカブには、社外品のシフトインジケーターがついていたので安心でしたよー

 また、クラッチレバーがないと半クラッチができないので、1速のエンジンブレーキでの調整ができず、操作感が少し難しいと思いました。マニュアルバイクから少し乗っただけでは、懸念されてしまう方がいるというのも少し納得です。しかーーーし、今回のロケでは3日間かけて沢山の道のりをハンターカブで走ったのですが、この問題、慣れしまえば逆にとっても楽なんです。

 やはり、カブ系のバイクは沢山乗ること、これが重要なのだと声を大にして皆々様に訴えかけたい! そう思いました。慣れですよー! 慣れ!! 慣れちまえばこっちのもんです。

 また、ガソリンの給油ですが、ハンターカブはちょっと特殊だったので給油までの流れをご紹介。

この右横にある鍵穴にキーを差し込んで回すとパカッとシートが開けられるようになります

シートをあげると……

シートの下から燃料キャップのお出ましです

あとはキャップを回せば給油ができますよ。シートを閉める時は上から力を加えることでカチッと止まります

 先ほども慣れと言いましたが、慣れてしまえば、どんな条件の道でも非常に乗りやすいと思いました。ワインディング、街中、砂利の駐車場、雨が降って濡れている路面、どれをとっても運転がとってもしやすかったです。

 旅の途中、雨、霧、夜、峠という最悪な状況下での運転がありましたが、ハンターカブじゃなかったら結構運転がきつかったなと思います。本当にハンターカブのロケの時で良かったなと、しみじみ……。

 最後に、今回の旅をつづった動画もあるので、よろしければ見てくださいね! またハンターになりたいなぁ~。

■関連サイト

筆者紹介:美環(みかん)

 

 原型師として美少女フィギュアを作る傍ら雑誌のモデルやコスプレイヤーとしても活躍中。
 YouTubeもぜひぜひ見て下さい!

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう