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【連載/自販機探訪】西新宿で最高ラインナップの自動販売機を探そうvol.5

2021年10月15日 12時00分更新

 毎週金曜日にお届けする「西新宿にきゅんとし隊!」では、西新宿にオフィスを構える小田急エージェンシーで働く広告人7人が、それぞれのテーマで西新宿での過ごし方をお伝えします。

 今週は私「スンシ」が「西新宿で最高ラインナップの自動販売機を探そうvol.5」をお届けします。

 前回の記事はこちらです。

【連載/自販機探訪】西新宿で最高ラインナップの自動販売機を探そうvol.4

※過去の連載記事はこちら:西新宿にきゅんとし隊!

 気づけば10月も中旬を通り越して後半に突入しちゃいましたね。西新宿の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。私は有難いことに忙しない日々を送っております。田舎から上京してきている私には2ヵ月に一度、「元気にしとる?」と聞くだけ聞いておいて、「元気だよ!最近は仕事でこんなことしたんだ!」という息子の返信に毎度同じスタンプのみで返事をする父親がいます。毎回趣向を凝らして返信をしても見たことの無いキャラクターが「OK!」と言っているスタンプを押印してくるだけです。少し前までは何を返しても「了解!」と返してきていましたが、今はそれ以上にひどい気がします。何も悪くないキャラクターにすら憤りを感じそうなほどです。そんな父親も私が忙しくしている様子を見て「このご時世に仕事があるだけで幸せ者だよ。」とたまには良いことを言います。本当にその通りですね、忙しくさせていただいているだけ幸せ者です。このようなご時世だからこそ些細なことにも感謝したいと思う今日この頃です。

 それでは次回も… と締めてしまいそうな書き出しですが、今回も自動販売機を探す旅に出かけます。

 今回私が探訪したのは、旧青梅街道と四谷角筈線に挟まれた一角です。昔ながらの居酒屋が並ぶ素敵な通りですね。私もTVを見て知った「ぼるが」さんにいったことがありますが、外見の存在感もさることながら店内の雰囲気に魅了され、経験したことの無い昭和の時代にタイムスリップしたかのような感覚になったことを覚えています。

 このご時世が落ち着いたら会社の先輩方とも行きたいですね。

 この日の新宿は生憎の空模様、気温は18度しかありません。ここ最近の天候からするとようやく秋らしい気候になってきたなと感じる気温です。なぜ晴れた日に取材をしなかったのかと自分の杜撰なスケジュール管理を恨みつつ、探索を開始します。

 まず出会ったのはこちらの4連自動販売機達です。

 フラーっと流し見をしていてこちらの自動販売機に目が留まりました。

 「え、コーヒー多ない??」思わず2度見してしまったのですが、そう思いませんか? 悪い意味じゃなくてコーヒーだけでこんなに種類がある自動販売機を見たのが初めてだったので驚いちゃいました。数えてみると36枠あるうちの26枠がコーヒー系飲料でした。流石日本屈指のオフィス街新宿、これだけの需要があることも驚きですが、これだけのラインナップがあることもびっくりですよね! ちょっと高級なスーパーのチョコレートコーナーを見ている気分になって楽しくなっちゃいました。コーヒー達に別れを告げ、次なる出会いを求めて歩みを進めます。お次に出会ったのがこちらの3連自動販売機です。

 一見、何の変哲もないただの自動販売機ですが、ふと周りとの違いに気が付きます。よく見るとこの子達は一般的な自動販売機が3段になっているのに対して、2段しかありません。どういった違いがあるのかなと疑問に思い、ぐるっと横に回ってみると謎が解けました。

 なんと彼らは通常の自動販売機に比べて半分ほどの厚みだったのです。専有スペースの問題で置ける幅が限られており、この厚みに至ったのでしょうか。厚みがない分、内容量も減ってしまうのでラインナップを減らしているというからくりですね!思い返してみると、奥行きはそのままの幅で横幅が狭いタイプの自動販売機もありますよね! あらゆる場所に設置するためのメーカー側の企業努力ですね。流石自動販売機大国です。治安の良さだけでなく、こういう設置するための工夫がなされていることも日本に自動販売機が多い理由なのかもしれませんね。

 その後、いくつか自動販売機を転々しながら体が冷えていくのをヒシヒシと感じ始めます。「今日はホットにしよう。」自分の中で勝手に目標を設定してホットドリンクを目指すことにしました。

 その後、出会った自動販売機が彼らです。

 ホットドリンクはあるものの、そこにあるのはコーヒー系飲料のみです。

 前に出会った者達を振りかえってみたものの、ホットで提供しているのはコーヒー系飲料ばかりです。

 別にコーヒー系飲料が苦手なわけではないのですが、1点自分の中で引っかかる点があるのです。

 「コーヒーならこの後会社帰ってタダでいくらでも飲めね?」

 そう、寒くて早く戻りたいのにここでケチな自分が顔を出してしまうのです。

 一度そう思ってしまったら妥協でホットコーヒーに甘んじてしまうわけにはいかないのです。納得のいく出会いがあるまで探訪は続けます。

 そんなことを想っていると早速運命的な出会いが訪れます。

 それがこちらの自動販売機です。センターになんとあのコーンポタージュがいるではないですか。夏は影を潜めていますが、冬に近づくと一気に全国民の体と心を温める、自動販売機の主役に躍り出ます。私も学生時代に何度冬の練習終わりに癒されたことか… その懐かしさに思わずぽちっと行きそうになりましたが、コーンポタージュが現れたとなるともう一人の冬のエースの存在が頭をよぎります。勘が鋭い人はお気づきかもしれません、そうです。ココ〇ですね~。そう思った時には彼を探さずにはいられません。コーンポタージュに別れを告げ、歩みを進めます。

 すると立て続けに奇跡的な出会いが訪れます。

「!!!」

 そこにはもう彼らが横並びで君臨しているのです。直前に脳裏に2者が浮かんでいた私からするとこの出会いには電流が流れます。この自動販売機で購入することは既に確定しています。そのなかでも何にするか、「そのなかで」と言いつつ私のなかでは2択に絞り込まれています。他の子たちには悪いですが、私の視界には彼らしか入っていません。しかし、私はもう迷いませんでした。直前に浮かんだココアの存在が大きすぎて完全にココアの口になっていたからです。笑

 ということで購入したのはこちらです。

 私自身今年初のホットドリンクです。大事に両手でさすりながら季節の変わり目を感じます。寒さが苦手な私にとってこういう温かみを感じる瞬間が数少ない救いです。

 さて、ココアが冷めないうちに帰るとします。

 私の旅は続きます。

※この写真は2021年10月13日(水)に撮影されたものです。

文/スンシ

長崎県生まれ長崎県育ち。西新宿歴2年目。坂だらけの街で育ったことで幼少から足腰には自信がある。その長所を活かし、学生時代はサッカーに明け暮れる日々を過ごした。高校までで培った脚力は今ではもう、コロナ禍で退屈しのぎを理由に購入したロードバイクで、近所のスーパーに行くことくらいにしか使われていない。

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