週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

車高と群制御技術に強みがあるAI最適化AGV・Kagheloを開発

論文でわかっていても社会実装されないAIのハード面実装を進めたい。TRUST SMITHの挑戦

 人工知能は、スマホはもちろん、機械翻訳や自動運転の実装として我々の日常生活に浸透してきている。かつて楽しみをスポイルすると言われていた将棋におけるAI利用も、新規視聴者の獲得や競技レベルの進化に役立っている。

 また画像処理や意思決定支援などにおいても、AIはすでに現実のビジネスで活用しなくては生き残れないツールとなっている。そのAIとロボティクス技術や通信技術などを組み合わせて、様々な企業の課題解決に役立つソリューション開発を行っているのがTRUST SMITH株式会社だ。

 東京大学発のスタートアップとして、単なるコンサルティング会社ではない、企業の悩みを解決するハードウェアの開発まで踏み込む同社の活動や製品について、同社で新規事業開発を担当する堂本拓磨氏に伺った。

優位性は、学術レベルの最先端技術のハードも含めた実装

 TRUST SMITHはAIを核に、スマートファクトリーやスマートウェアハウスなどの実装を行うソリューション開発企業だ。案件ごとに各クライアント企業専属のコンサルタントを張り付け、そこから掘り起こした課題を解決するために、ハードウェアを含むソリューションをエンジニアリングチームとタッグを組んで開発する。この時に学術レベルでも最先端の技術を活用できるところが強みと語る。

 「大企業と比べた弊社の競合優位性は、学術レベルの最先端技術の実装が可能であることと、ヒアリング・提案・開発着手のスピード感にあります。特に実装については、コンサルタントチームが泥臭く現場に足を運ぶことで得た多数のノウハウと、ソフトウェア・ハードウェア問わず最先端の技術に精通した開発チームがタッグを組み、開発しています。

 開発エンジニアのほとんどが東京大学を中心とした国内トップレベルの大学の博士課程に在学もしくは卒業をしています。そういった人材が常に最先端の情報をキャッチアップしているのが競争優位性の源泉になっています」(堂本氏)

 2019年1月創業ながら、スマートファクトリーの実装を行うSMITH & FACTORY、自動倉庫の実現を目標としているSMITH & LOGISTICSなど複数のグループ企業を展開。特定業種・業界特有の課題解決での実績も数多いという。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事