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これで3画面のシステムを組んでみたい!

湾曲率1000Rで没入感がさらにアップ!34型ゲーミングディスプレー、MSI「MPG ARTYMIS 343CQR」レビュー

2021年09月10日 11時00分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

「Gaming OSD 2.0」にも対応していて、パソコンとUSB Type-B端子へ接続することで、パソコン上からディスプレーの設定を操作できる。Gaming OSDに対応していることで、あらかじめゲームごとに最適な設定を登録しておけば、ゲームを起動するだけで自動的に設定が適用されたり、ウィンドウ分割もできたりするため、これが利用できるか否かでかなり快適度が違ってくる。

「MSI Gaming OSD 2.0」の画面。USBケーブルで接続すると、自動的にソフトのダウンロード画面になる

アプリごとに設定を割り当てておくと、起動すれば自動的にその設定にしてくれる

「Mystic Light」の設定もGaming OSDから呼び出せる

 もちろん、おなじみの「ナイトビジョン」モードやフリッカーフリー、ブルーライトカット機能なども搭載。ゲームはもちろん、自宅で作業する際にも目の疲れを軽減してくれる。

UWQHDでDisplayHDR 400だから映画を見るのにもよし

 早速、自宅に設置して使ってみたが、前回レビューした34インチの「MSI Optix MAG342CQR」でさえ、かなりの没入感が得られたが、今回の「MPG ARTYMIS 343CQR」を体験してしまうと、MAG342CQRで満足してしまっていた自分にごめんなさいと言いたい。

 確かに画面に近づくと、左右の端が視界内に収まる。たとえ視線を移動しても焦点距離はほとんど変わらないので、目のピント合わせの負担も軽くなるので、目の疲れも軽減されるだろう。

 解像度も高くDisplayHDR 400対応なので、ゲームはもちろんだが、動画配信サービスで映画を観るのにも最適。どっぷりと浸れるので満足感が高い。また、左右が広いことで作業するのにも適している。2画面より視線の移動が少なく済むし、ウィンドウ表示のサイズも自由にできるので、作業効率的にもよくなるはずだ。

「Adobe Lightroom Classic CC」の画面。横長なので比較などはやりやすい。ウィンドウ分割により、複数のアプリを並べての作業にも向いている

 マウスのケーブルが邪魔にならないよう、マウスバンジーが付属。ゲームでマウス操作に集中しているとケーブルが邪魔になることはよくあること。そんな状況に陥らないようケーブルをサポートしてくれる。ディスプレー下部の左右どちらにも取り付け可能なので、利き手を選ばず利用可能だ。

ゲーミングマウスだとケーブルありの場合が多いはず。マウスバンジーによってケーブルが邪魔にならないようにできる

 欲を言えば、USB Type-Cに対応したのは嬉しいが、ケーブル1本でノートパソコンが充電もできて、Gaming OSDも操作できるようになるとさらに便利なのだが、本製品ではUSB Power Deliveryに対応していない。対応すればそのぶん価格が高くなるかもしれないが時は金なり。今後のモデルでぜひとも検討してほしい。

集中力を高め快適なゲーム&作業環境を求めている人に

背面のデザインは、カーボン調なイメージでかっこいい

 「MPG ARTYMIS 343CQR」は、実売価格約11万円前後。さすがにそれなりの価格ではあるが、大画面で解像度も高くDisplayHDR 400にも対応するなど、ゲーミングディスプレーとしてもハイエンドモデルなので、妥当と言えるのではなかろうか。

 とにかく、さらなる没入感により集中力を高めたい人には、ゲーム用途はもちろん、ウルトラワイドの広い作業領域を活かして、配信やテレワークなどアプリケーションを複数開くマルチタスクにもオススメなモデルだ。

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