デジタル化の波は赤鉛筆にも……
今を遡ることウン十年前、駆け出し編集者だった筆者は、某編集部でデスクに積み上げられた校正刷りに赤鉛筆を走らせる毎日だった。それから数年後フリーランスになると、自宅兼事務所でファクスから吐き出される校正刷りにやはり赤ペンを走らせていた。そして現在、メールで送られてきた校正PDFをiPad Air(第4世代)で眺めながら、タッチペンを滑らせている。
送られてきた校正に赤色で修正指示を入れる。作業内容に大きな変化はない。しかしその手段は、アナログからデジタルへと急速に、かつ確実に進化してきた。
そんな赤ペン「デジタル化」の先兵と言えるのは、もちろん「タッチペン」だ。そして今、筆者の相棒はまさにプリンストンの「アクティブスタイラス PASTEL SKETCH PRO」になりつつある。今回は、コスパ高めなこのタッチペンの使い勝手を解説していこう。
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