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有益な情報の提供も重要

若者は「心が動いたか否か?」でインスタ企業アカウントをフォローする

2021年08月17日 09時00分更新

10~20代の若者が注目する企業アカウントは?

 Instagramにおいて、若者層はどのような企業アカウントをフォローしているのだろうか。10~20代を対象としたSAKIYOMIの「Instagram企業アカウントのフォロー状況の調査」(2021年7月)を見てみよう。

 ジャンル別にフォローされている企業アカウントを聞くと、「旅行」系では「ANA」30.7%、「楽天トラベル」15.3%、「HIS」15.3%、「JAL」15.3%などが挙がった。

 「美容」系は「CANMAKE」が45.5%と圧倒的。続いて「ETTUSAIS(エテュセ)」18.1%、「CEZANNE(セザンヌ)」「SAVON(サボン)」「SUQQU(スック)」「JIRRSTUART」が各9.1%となった。「レシピ」系は「クラシル」が47.8%と圧倒的。続いて「デリッシュキッチン」23.9%、「macaroni」10.8%などとなった。

 では、こうした企業アカウントは、なぜ若者にフォローされたのだろうか。

CANMAKE

kurashiru

フォローのきっかけは「心が動かされたかどうか」

 人気のアカウントは、主に3つの共通点が指摘できそうだ。つまり、ANAやCANMAKEのように、色や投稿内容などトンマナを統一したもの。レシピの手順を紹介したクラシルのように有益な情報があるもの。「食べてみたい」「行ってみたい」「買ってみたい」など、心が動かされるものだ。では、どの要素が大きいのだろうか。

 フォローしたきっかけをジャンル別に見ると、「旅行」系は「旅行気分が味わえて『いってみたい』気持ちになれるから」46%、「有益な情報が見られるから」34.6%。

 「美容」系は「商品がかわいく『買ってみたい』気持ちになれるから」47.5%、「有益な情報を得られるから」27.3%。そして「レシピ」系は「『食べてみたい』『作ってみたい』気持ちになれるから」43%、「有益な情報を得られるから」32.4%だった。

 つまり、心が動かされたかどうかが4割以上を占めて最大の決め手となり、続いて有益な情報を得られるかどうかがポイントとなるのだ。なお、トンマナが統一されているかどうかは1割前後だった。

 「インスタは見て楽しむものだから、楽しいか、いつも見たいかでフォローするかどうかを決めることが多い。役立つ情報も保存するようなつもりでフォローするかな」と、ある女子大生は言う。若者にフォローしてもらいたいのであれば、心が動くような情報、あるいは有益な情報を出すことを心がけるべきだろう。

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著者紹介:高橋暁子
 ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki

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