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KVM機能があっても発色も良いWQHDゲーミングディスプレー「M27Q」

2021年06月02日 11時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●北村/ASCII
提供: 日本ギガバイト

良質なパネルだけが特徴ではない!
豊富なゲームアシスト機能を搭載

 ゲーム向けの機能を見てみよう。エイムスタビライザーとブラックイコライザーは、とりわけFPSやTPS向けの機能といえるだろう。エイムスタビライザーは、激しい動きでよくあるモーションブラー(画面のブレ)を軽減するもので、重めのゲームでフレームレートを稼げないときに便利だ。

店頭で実機チェックしないと分かりにくいだが、エイム時の画面ブレを抑制してくれるのがエイムスタビライザー

 Black Equalizeは画面の暗い部分を明るく補正してくれる機能だ。バージョンは未記載だが、Black Equalize1.0と似た処理傾向であり、暗いところがざっくり持ち上がり、物陰にいる敵の発見がやりやすくなる。これは下記のサンプルでよくわかるだろう。

ブラックイコライザーLv10。いわゆるデフォルト状態の(なにも補正をしていない)画面だ

ブラックイコライザーLv20。人物の背後になにがあるかがはっきりわかる。ただ最大のLv20を使用することはあまりなさそうなので、10~15間で探ってみるといい

ちなみにこちらがブラックイコライザーLv0。暗部をさらに暗くできるのはおもしろい

背面スティックの操作からすぐにアクセスできるため、フルスクリーンで遊んでいる場合も操作は楽

OSD上で見るとゲーミングカテゴリーに機能が集まっている。画面をくっきりさせる超解像機能も搭載している

画面上にCPU温度やCPU使用率などのステータスを表示することもできる。マシンの性能に余裕があるのかないのかが、ひと目で確認できる

タイマーやカウンターもあるので、スキルのクールタイムを計測するときなどに活用できるだろう

1つの画面に2つの入力ソースを映し出すピクチャー・イン・ピクチャーとピクチャー・バイ・ピクチャーにも対応する

はじめてのWQHDにもオススメ

 実売価格5万円前後でリフレッシュレート最大170Hz、表示遅延0.5ms(MPRT)とゲーミングディスプレーとしては申し分ない性能だ。そのうえ価格帯からすると安定した発色であり、そろそろ脱フルHDをしてハイリフレッシュレートライフにも突入したいと考える人にオススメできる。

ゲーミングディスプレーは高価という常識を打ち破る「M27Q」。5万円前後で良質な液晶パネルとゲームアシスト機能、そしてKVM機能が手に入ってしまう

 また必要な要件がわかっている人から見ても、M27Qは選びやすい価格帯にあり、性能面でも納得しやすいハズだ。ゲーム向け機能も充実しているため、急ぎディスプレーが必要ならば、本製品を第一候補に据えて検討を始めてほしい。

(提供:日本ギガバイト)

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