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輝度ムラ補正/Thunderbolt 3/キャリブレーション済の本気仕様

動画編集プロ向け機能満載のBenQ最新4K HDRモニター「PD2725U」は買い

2021年06月07日 11時00分更新

文● 二瓶朗 編集●ASCII
提供: ベンキュージャパン

クリエイターの要求を取りこぼさない便利機能たち

 ほかにも「PD2725U」には“かゆいところに手が届く”便利な機能が搭載されている。

 まず「KVMスイッチ」は、「PD2725U」に接続した2台のPCを切り替えられる機能だ。たとえばキーボードとマウスを「PD2725U」のUSB端子に、そして1台めのPCはビデオケーブルとUSBケーブルを「PD2725U」に接続し、2台めのPCはThunderbolt 3ケーブル1本で接続することでOSDメニューから2台のPCを自在に切り替えることができる。

 マウスとキーボードが1組で済むため机上のスペースが節約でき、作業効率の向上にもつながるという利点もある。もちろん切り替えは、前述した「ホットキーパック G2」でも可能だ。

手元のPC&スイッチで設定切り替えもカンタン!

 そして表示モードの切り替えに関連する機能についてだが、「PD2725U」には専用アプリ「Display Pilot」が用意されていることも記しておきたい。

 一般的にモニター製品の多くは表示モードや入力ソースを切り替えるために本体裏側あたりに位置する物理スイッチをポチポチ押しながらOSDメニューを表示して項目を選択して……といった操作を必要とする。少ないボタンを駆使して操作するOSDメニューは、お世辞にも操作しやすいとは言えないし、設置場所によっては操作自体が困難になることすらある。

 その点「PD2725U」はまず「ホットキーパック G2」にOSDメニューの操作を割り当てることができる。ダイヤルを回してボタンを押すだけで直感的に機能を切り替えられるのは便利だ。

標準で付属する「ホットキーパック G2」。面倒なOSDメニューからの操作を割り当てて手元から直感的に操作が可能

 しかし、さらに「Display Pilot」によってその操作が飛躍的に容易となるのである。PCないしMacに「Display Pilot」をインストールし、Thunderbolt 3接続もしくはUSBケーブルで「PD2725U」と接続することで、アプリからOSDメニュー操作のすべてが可能となり、もはや物理キーの操作自体が不要となるのだ。

専用アプリ「Display Pilot」の画面。ここから「PD2725U」の各種設定変更が可能。本体の背面に手を伸ばす必要がなくなるのは大きなメリットと言える

プロの目をやさしくケア

 目に優しいのも「PD2725U」の大きな特徴。本機に搭載されている「ブルーライト軽減モード」はなんと4種類。「マルチメディア」「ウェブサーフィン」「オフィス」「閲覧」の各モードでブルーライトの軽減具合が異なり、使用状況に合わせた最適な軽減具合で長時間作業を補佐してくれる。もちろんこれもホットキーパック G2およびDisplay Pilotからの即時変更が可能だ。

 もちろん「フリッカーフリー技術」で画面のちらつきも極力抑えられている。ちらつきを防止することで目へのストレスやスクリーンを長時間見ることに起因する疲れを軽減できるだろう。毎日、何時間もモニターを凝視しなければならないクリエイターにとっては、こういった目の保護機能は非常にありがたいものだ。

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