ADATAのゲーミングブランドである「XPG」から登場した「XPG STARKER」は、ATXフォームファクターを採用したミドルクラスのPCケースだ。強化ガラスのサイドパネル、アドレッサブルRGB LED、グラフィックスボードの垂直搭載といったトレンドを取り入れ、手軽にクールなビジュアルのPCに仕上げることができる。今回は実機で内容を見ていこう。
スマートなデザイン、中身が見える強化ガラス
XPG STARKERの本体サイズは、215(W)×400(D)×450mm(H)。ATXフォームファクターのPCケースとしては奥行きが短く、スマートなフォルムだ。
左サイドパネルには4mm厚の強化ガラスを利用し、内部のパーツが見える仕様となっている。強化ガラスはずっしりとした重さがあり、剛性感も高く、安心して利用できる。
フロントパネルは上質感のある表面仕上げが印象的。サラッとした手触りが心地よく、指紋もつきにくい。XPGのロゴ、中央両サイドにはアドレッサブルRGBで光るライティングストリップを配置している。
合理的なエアフローで、高い冷却拡張性
エアフロー設計は、前面/底面から吸気して背面/天面へと排気するオーソドックスなスタイル。シャシーの随所に通気口を設けて、高い通気性を確保している。
前面には120mmなら3基、140mmなら2基までのファンを搭載可能。天面は120/140mmとも2基まで、背面は120mmファンを1基搭載できる。標準では前面と背面に1基ずつ120mmファンを搭載しており、背面のファンはアドレッサブルRGB LEDのイルミネーション機能がある。水冷クーラーのラジエーターについては、前面は最大360mm、天面は最大280mm、背面は120mmまで装着が可能だ。
また、前面にスライドレール式の着脱式ダストフィルターを装備するほか、底面と天面にもマグネット着脱式のメッシュフィルターがある。
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