シンガ・ジャパンは、realmeブランドでの国内市場参入を発表。完全ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチといった製品を4月15日から順次発売する。
スマホともに力を入れているIoTをまず国内に投入
ノイズキャンセリング機能付き完全ワイヤレスイヤホンなど
realmeは2018年創業ながら、グローバルのスマートフォン市場でシェア7位、5000万ユーザーを世界最速で達成するなど、急速な成長を遂げているメーカー。創業者はOPPOの副社長を務めた人物で親会社も同一と、資本面では近い部分もあるものの、企業としては完全に独立して運営されているとする。
他の中国メーカーと同様に、スマートフォンに留まることなく、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチ、スマートテレビ、スマートスピーカー、各種家電など、IoT機器に広く進出している。スマートフォンの国内市場投入については将来の可能性は示唆しつつも明言はなされなかったが、スマートフォンと同じように力を入れているIoT機器の販売という形でまずは日本での展開を開始する。
realmeの特徴は、価格面はもちろん、プロダクトデザインを重視している点にもあり、ハッキリと若者をターゲットにしたブランドと言える。すでに61の地域に参入しているというが、若年層の人口が多い、東南アジアや南アジアのほか、オーストラリアやエジプトといった市場でもスマホのシェアでトップ5に入っている。
今回国内向けに発売するのは、ワイヤレスイヤホン3製品とスマートウォッチ、モバイルバッテリーの5製品。
まず「realme Buds Air Pro」は、アクティブノイズキャンセリング機能搭載の高性能モデルで価格は1万3800円。4月15日発売。10mmのダイナミックドライバーを搭載し、最大25時間の再生が可能。
続いて、「realme Buds Q」は3480円(4月15日発売)と、低価格ながら、デザインも重視。エルメスのデザインも手がけたというジョゼ・レヴィ氏により、丸石をイメージしてシンプルながらも着け心地に優れた形状に仕上げられている。10mmの大型ドライバーと119msの低遅延、最大20時間再生といったスペックを持つ。
このほか、ネック型でノイズキャンセリング機能を持つ「real Buds Wireless Pro」が5月以降に発売予定で、価格は9980円。
スマートウォッチ「realme watch s」は1万1800円で4月15日発売。1.3型の丸型ディスプレーを搭載。心拍数測定や血中酸素レベル測定にも対応し、最大15日間のバッテリー駆動が可能。文字盤の変更や各種通知の表示、音楽アプリの操作といった機能も利用できる。
最後に「realme 20000mAh Power Bank 2」は、製品名どおりに20000mAhの容量を持つモバイルバッテリーで、3台までの同時充電が可能。価格は4980円で5月以降の発売予定となっている。
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