法人中心となるPC市場で、シェアを拡大
レノボ・ジャパンのPC事業が急拡大している。
IDC Japanの調べによると、2020年4月~12月の9カ月間における国内PC市場において、レノボが首位を獲得。市場全体の7割を占める法人向けPC市場においてもトップシェアを獲得した。
2020年通期(2020年1月~12月)の集計では、日本HPが上回ることになるのだが、2020年4月以降という9カ月間の数字を用いたのは、レノボ・ジャパンにとって都合がいい数字であるという側面で使用されたものではない。いわば、コロナ禍でのPCビジネスにおいて、最も成長したPCメーカーであることを示すものだと言えるからだ。
とくに、第4四半期は(2020年10~12月)においては、レノボ・ジャパンが法人向けPC市場で前年同期比2倍という大幅な成長を遂げ、20%を超えるシェアを獲得した。法人向けPCの5台に1台がレノボブランドのPCということになったのだ。
レノボ・ジャパンのデビット・ベネット社長は、「グローバルで発表した2020年度第3四半期(2020年10~12月)の業績は、売上高、税引前利益、純利益ともにも、第3四半期としては過去最高を記録した」と前置きしながら、「グローバル同様に、日本市場でも好調であり、国内法人向けPC分野においては、2020年4月~12月までの期間で、レノボ・ジャパンがシェアナンバーワンになった。
これは、同じレノボグループのNECパーソナルコンピュータや富士通クライアントコンピューティングの数字を含まない、レノボブランド単独のものである。2005年に、日本にレノボ・ジャパンが誕生してから初めてのことである。とても誇らしく思う」と語った。
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