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サントリーの開発担当者インタビュー

期待のレモン缶チューハイ「-196℃<ザ・まるごとレモン>」今までにない果実感の秘密は?

2021年03月30日 11時00分更新

文● ASCII
提供: サントリースピリッツ

 ここ数年、レモン缶チューハイが人気を高めています。そんなレモン缶チューハイの新星ともいえる製品が登場! サントリースピリッツから「-196℃<ザ・まるごとレモン>」が3月30日に販売開始。

「-196℃製法」を使用した果実感たっぷりの新製品。

「-196℃<ザ・まるごとレモン>」
●サントリースピリッツ
●3月30日
●希望小売価格 350ml缶141円/500ml缶191円(税別)
●アルコール度数 7%

 サントリーの「-196℃」は2005年の発売以来、多くの人に支持されている缶チューハイブランド。「ストロングゼロ」でも使われる「-196℃製法」は果実のおいしさをまるごと閉じ込めるサントリーの独自技術。-196℃製法だから引き出せる“果実感”に注目して、果実まるごとの魅力を最大限に活かしたとのこと。

 レモンフレーバーの他、「-196℃<ザ・まるごとレモン>」「同<ザ・まるごとグレープフルーツ>」「同<ザ・まるごとみかん>」も30日に同時発売。

「-196℃<ザ・まるごとレモン>」の魅力とは?
開発担当者にインタビュー

アスキーの酒好き記者ナベコが担当者に突撃

 「-196℃<ザ・まるごとレモン>」の魅力とは? 開発担当者であるサントリースピリッツの初川良輔さんにインタビューしてきました。

サントリースピリッツ マーケティング担当 初川良輔さん

――初川さんはこれまでどんな製品を手掛けてきましたか?

初川さん:-196℃ブランドの製品全般です。「ストロングゼロ」の新製品やリニューアルはすべて関わってきました。

――新製品「-196℃<ザ・まるごとレモン>」の特長はなんでしょうか?

初川さん:ズバリ、“果実そのもののおいしさ”です。サントリーの-196℃製法によって、果実のそのままのおいしさを余すことなく引き出しました。

――「-196℃製法」についてお聞きしていいですか?

初川さん:果実を皮ごと-196℃で瞬間凍結して、粉砕し、ウォッカに浸漬した浸漬することで、果実のおいしさをあますことなくまるごと閉じ込める独自技術です。

――果汁だけではなく、皮もまるごと使用するんですね。

初川さん:はい。もともとのきっかけは、飲食店で飲む生搾りのレモンサワーやグレープフルーツサワーなんです。生搾りのサワーっておいしいじゃないですか。おいしさの秘訣を社内で議論したところ、果実を搾った時に皮から手に移る香りが大きいことに気が付きました。生搾りサワーのおいしさを実現したいという発想から、皮ものぞかず「果実をまるごと」なんです。

――果実を搾った手でジョッキを持つと、手に移った香りが伝わりますね。サワーそのもの味だけではなく、“香り”がおいしさに影響している、ということですね。

初川さん:そうです。さらに、よく調べてみると、レモンの白い皮の部分にはうまみ成分が詰まっていることもわかりました。-196℃製法では、このうまみ成分が最大限に抽出できます。

――今回の「-196℃<ザ・まるごとレモン>」は、同じく-196℃製法の「ストロングゼロ」とはどう違うのでしょう?

初川さん:アルコール度数9%の「ストロングゼロ」は強い飲みごたえをコンセプトにした製品で、お酒の強さに負けない果実感を目的に-196℃製法を使用しています。「-196℃<ザ・まるごとレモン>」は、-196℃製法ならではの果実のおいしさを最大限に引き出すことが狙いなので、スタートが異なります。

――「-196℃<ザ・まるごとレモン>」はアルコール度数7%。これはストロングゼロとの差別化を狙ったのでは?

初川さん:意図したわけではなく、開発を始めた当初、アルコール度数は決めてなかったんです。アルコール度数で味覚の印象が変わるので、果実本来の味わいを感じてもらえるバランスを追求したところ、結果的に7%にたどりつきました。

――へえ。ふつうはターゲットを決めて、アルコール度数も決めてから開発に入りそうなところ、意外です。

初川さん:そうですね。おおもとの動機をお話しすると、コロナ禍でお客さんの生活が変わり、価値観や求めるものも変わってきた、という背景があります。より「安心」や「確実性」へのニーズが高まる中で、私たちにできることは何か。それは、確かな技術で“確かにおいしいもの”を作ること。そこで独自製法である-196℃にあらためて着目し、この魅力を最大限に引き出したいと開発をスタートした経緯があります。

――「-196℃<ザ・まるごとグレープフルーツ>」「同<ザ・まるごとみかん>」も飲みました。みかんフレーバーときくと甘みが濃いものを想像していましたが、予想以上にすっきり!

初川さん:果実由来のすっきりした味わいを実現しました。何回も果実そのものと味を比べて、味作りにはかなり苦労しました。結果、満足できる自信作に仕上がっています。

――レモン、グレープフルーツ、みかんフレーバー、いずれも後味がさっぱりしています。

初川さん:おっしゃる通りで果実の皮に含まれるポリフェノールが口の中をさっぱりさせてくれる効果があります。試飲の段階でも食事に合うと大変好評いただけました。

――間違いなく食事に合わせやすいですね。特に、どんな食事に合うでしょうか?

初川さん:特定のジャンルやフードというのではなく、幅広い食事シーンに合わせていただけると思います。開発段階では、様々な食事シーンでいろいろな料理と一緒に試飲しました。この味なら幅広い料理に合わせられる、というものに仕上げました。

――おうちの食卓を豊かにしてくれるわけですね。

初川さん:「-196℃<ザ・まるごとレモン>」がみなさんの日々の食生活に寄り添えるとうれしいです!

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