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おらのキャラビルドがええんや!リネージュ2M先行プレイレポート

2021年03月12日 11時00分更新

 2021年春からサービスイン予定となっているリネージュ2Mは、「リネージュ」シリーズの最新作になる。最初のリネージュの登場は1998年。いまだ国内外でサービスを提供中と、長く愛され続けている人気タイトルだ。

 リネージュ2Mは、ナンバリングとしては、PCオンラインゲーム「リネージュ2」の正統後継モバイル作品だが、2017年にリリースされたリネージュMと同じく、美麗なグラフィックを楽しめるだけでなく、システムは刷新されているほか、同時リリースとなるクロスプラットフォームにも対応しており、スマホだけでなくPCでのプレイにも対応している。本稿ではスマホの開発版を制限なく遊ぶことができたので、リネージュ2Mのインプレッションをお送りしていく。

リネージュ2M

 リネージュ2Mは、PCオンラインゲーム「リネージュ2」を土台にしており、ストーリーについては(序盤だけ見るに)大きな変更はされていない。舞台は「リネージュ」から150年前の世界。よってシリーズを遊んだことがある場合、知っている単語がチラチラと出てくる。以前に「リネージュ2」を遊んだことがあれば懐かしく感じる人もいるだろう。

 スタートすると操作チュートリアルを兼ねたかつての大戦の回想が始まる。スマホ向けに操作が簡略化されており、ソフトウェアコントローラーで移動してもいいし、攻撃ボタンをタップすると自動的に接敵してくれる。スマホ版だけでみると敵の強さとキャラクターの性能を見つつ、戦闘を進めて行く。

 本作は最近増えてきた放置戦闘にも対応しており、素材を集めたいときやレベリングをしたい場合は、気持ち敵が弱いところで経験値やアイテムを稼いでいくといったスタイルにも対応する。PC版での操作も気になるところだが、ともあれ、あまり操作しなくてもサクサクと進めていけてしまうが、進めて行くと回復アイテムを手動投入しないと厳しいシーンもあるといった具合。リモートワークでスマホゲーをしながら仕事する人も多大に増えていると思うが、そんな事情にもピッタリだ。

ソフトウェアコントローラーで移動してもいいし、右側の攻撃ボタンを押すだけでもOK

一部アイテムやアクティブスキルも任意に自動実行に変更できる。あと、矢を受けるとちゃんとしばらく刺さっている、敵も自分も

 種族はヒューマン、エルフ、ダークエルフ、オーク、ドワーフの5種族があり、それぞれ選択可能な武器に対応したクラスが用意されている。本作においてのクラスはなかなかにユニークだ。クラスはキャラクターの見た目やステータスを決める要素であり、今現在でいえばアバターのスキンのような扱いになる。よって、初期のキャラクタービルドでは、クラスをひとつ選ぶことになるが、クラス用アイテムを入手することで自由にクラスを変更可能だ。もちろん、戦闘中にも可能なのでしばらくAuto Hunt(自動戦闘)で放置したいときに、弓を扱えるクラスから、片手剣を扱えるクラスにその場でコストなく転職できる。

種族

最初に選んだクラスはレベルを上げていくと、もっとも等級の高いクラスにまで解放できる

クラスは一般、高級、希少、英雄、伝説の5段階

 クラスは課金要素となっているが、レベルアップすることで初期に選んだクラスの上位クラスに転職でき、別段課金しなくても最上位のクラスにまで進めることが可能だ。また入手経路がいくつかある模様。Lv5になるとクラスアイテムを入手できるため、チュートリアル過程でどういったものか把握できるだろう。クラスは合成も可能になっており、最終的には自分の好みのビルドを組むといった路線になるだろうか。

クラスカードの合成も可能。一般のクラスカード×4で高級にしたところ

 また、キャラクターの強さは、レベルと装備品、アガシオンと呼ばれる補助キャラクターが主な決定要素になる。アガシオンにもランクがあり、ストーリーやクエストを進めて行く過程でいくつか入手できた。アガシオンごとに性能が用意されており、経験値ボーナスや最大所持量増加などに加えて、ステータス上昇もある。アガシオンにもランクや合成があり、クラスカードと並んで重要な要素になるだろう。

装備画面。能力値はレベルアップで割り振れるポイントを得られる

能力値の影響はいつでも確認できる

装備品の強化でも強さは変化する

アガシオン

 ちなみに、スキルは村中にあるショップで購入可能だ。比較的高価だが、ソロで、かつ先行プレイでアイテム取引が機能してない状況だったが、クエストを進めていれば問題なく揃えて行くことができた。スキルのあるなしでだいぶ戦闘の安定度が変わるため、装備品と並行しつつ、まずは揃えて行きたい。

 装備品は製作することもできる。各地に出没する敵から製作関連のアイテムを入手することができ、とくにスキルなどがなくても武器や防具製作が可能になっている。ただその素材のドロップ率はとても低く、ユーザー間の取引で補っていくノリと思われる。

アイテム作成画面。素材をいくつか製作してから、武器や防具製作といった流れ

アイテムの入手先も確認できた

 グラフィックの良さからもわかるが、最高設定で遊ぶ場合は近年のハイエンドスマホが望ましくなっている。設定を見ると自動設定の項目が多く、エントリー向けのスマホでも問題なく動作するようだ。ちなみに自動戦闘中は節電モードになり、描写が極端に減るため、バッテリーの減りもマイルドになる。

発熱減少の項目は室温/外気温次第だが、ジャケットの影響も受ける。プレイを始めてから気になるようならONにしよう

自動戦闘中はスクリーンショットのようにバッテリー消費を削りまくってくれる

 装備品は製作することもできる。各地に出没する敵から製作関連のアイテムを入手することができ、とくにスキルなどがなくても武器や防具製作が可能になっている。ただその素材のドロップ率はとても低く、ユーザー間の取引で補っていくノリと思われる。

 血盟(ギルド)やPvP要素も確認できているが、先行プレイは途中でも記したようにソロライフ過ぎて無縁だった。プレイしてすぐの要素ではなく、ある程度強くなってから、ゲームに慣れてからの要素になるため、サービスインしてからは、まず自分のキャラクター育成に励むといいだろう。触れてきたように自分好みのステータスにしていく楽しさがある。サービスインは3月24日だ。

【ゲーム情報】

タイトル:リネージュ2M(Lineage2M)
ジャンル:次世代オープンワールドRPG
開発/運営:NCSOFT
プラットフォーム:Android/iOS/PURPLE(NC独自のクロスプラットフォーム)
配信日:2021年3月24日
価格:ダウンロード無料(一部アイテム課金有り)

   
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