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3DCG制作、VRコンテンツ制作、映像制作系のベンチマークも優秀

ゲームはもちろんクリエイティブ/コンテンツ制作用途にも!「究極」ノートPCの名を冠したMSI「GP66 Leopard 10U」

2021年03月06日 11時00分更新

文● 石川ひさよし
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 狭額縁パネルの採用はGP65を継承。15.6型ながら幅358mmを実現。高性能を省スペースで実現する。奥行きは267mm。GP65よりもやや拡大したが19mm程度だ。一方、厚みは23.4mm。これはこのスペックからは驚異的な薄さだ。内部冷却機構のCooler Boostが5へと進化したことで実現できたと言う。CPUに2本、GPUに4本、計6本のヒートパイプに左右合わせて2基のファン。そして熱交換を行なうヒートシンクがポイントで、ファンの厚みを38%薄型化するとともにブレード枚数を148%、ほぼ1.5倍に増やすことで強力な冷却を実現している。その上で、プリセットモードをパフォーマンスとした際でも100%に近い負荷を除けばゲーミングノートPCらしからぬ控え目な動作音を実現している。

大面積の給気口の内部には銅色のヒートパイプが巡り、左右にファンを置く

背面左右にある排気口の奥にはフィンの薄型化、高密度化を果たしたというヒートシンクが見える

 MSIのハイエンドゲーミングノートPCと言えば、Steel Seriesとのコラボキーボードでも知られる。GP66 Leopard 10Uも同様にSteel Seriesコラボキーボードを採用している。キー毎にRGBバックライトを搭載する仕様で、ゲームプレイに必要なキーのハイライト発光からムードを高める鮮やかなフルキー発光やアニメーション発光、普段使いのための大人しいバックライト発光まで、シーンに合わせた制御が可能だ。

キーボードはSteel Seriesコラボ。個別キーRGB LEDを搭載する

キーボード右寄りはややゲーミング風。ノートPCではおなじみFnキーが右Ctrlの横で、Enterの右にも一列キーを配置している

 インターフェースは左右側面および背面。左側面にはUSB 3.2 Gen1 Type-Aおよびオーディオ入出力、右側面にはUSB 3.2 Gen1 Type-A×2、背面にはUSB 3.2 Gen2 Type-C(映像出力対応)および2.5Gb LAN(Intel I225-V)、HDMI 2.0×1および電源ジャックを備えている。なお、電源ジャックは四角い独自のものを採用しているが、これがリバーシブル設計で使い勝手がよい。ほか無線LANはWi-Fi 6(Intel Wi-Fi 6 AX201)に対応している

左右側面および背面にインターフェースを装備。左右はUSBや音声、背面は常時接続する電源、有線LAN、映像出力など。高速USB3.2 Gen2 Type-C(映像出力対応)も備え、拡張性も十分

ACアダプタは230Wという出力からすれば小さめ

端子は利便性が高いリバーシブル対応

有線LANは2.5GbE

テスト環境はWi-Fi5接続だが、プロパティからは無線LANはWi-Fi 6(Intel Wi-Fi 6 AX201)対応が確認できる

 GP66 Leopard 10Uのターゲットユーザーはもちろんゲーマー、それも重量級タイトルからeスポーツタイトルまで幅広いタイトルで高画質と快適さを求めるゲーマーになる。加えて、こうしたスペックやシンプルでゲーミング感を抑えたデザインはクリエイティブ/コンテンツ制作用途にも適している。MSIのノートPCには専用のクリエイター向けモデルも展開されているのだが、デザインやディスプレイパネルスペックは異なるとしても、高性能CPU&GPUといった点では共通するところが多い。フルHDという解像度は少し足りないと感じるシーンもあるかもしれないが、2つの映像出力端子に本体ディスプレイを合わせると最大3画面のマルチディスプレイに対応している。ノートPCならではの可搬性を受益できる一方、机の上ではディスプレイと接続して広大なワークスペースを活用するといった使い方で生産性を高めることができる。

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