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Radeon RX 6800 XT搭載のG-GEARとOculus Quest 2の組み合わせならVRも快適に楽しめる

2021年02月02日 11時00分更新

「G-GEAR GA7A-X204/XT2」のポイントを紹介

 まずは今回のベースマシンである「G-GEAR GA7A-X204/XT2」を簡単に紹介しておこう。前述の通り実際の検証機はBTOでCPUが「Ryzen 5 5600X」に変更され、ビデオカードは「Radeon RX 6800 XT」を搭載している。

「G-GEAR GA7A-W204/XT2」の主なスペック
CPU AMD「Ryzen 7 5800X」
(8コア/16スレッド、3.8~4.7GHz)
ビデオカード AMD「Radeon RX 6800」
(16GB GDDR6)
マザーボード ASRock「X570 Steel Legend」(ATX)
メモリー 16GB(DDR4-2666)
ストレージ 500GB SSD
(NVMe接続、M.2規格)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
(DVD±R 2層書込み対応)
インターフェース DisplayPort出力×2、HDMI出力、USB 3.1 Type-C、USB 3.1 Type-A、USB 3.0 Type-A×8、ギガビットLAN
サイズ/重量 190(W)×475(D)×435(H)mm/約12kg
OS Microsoft「Windows 10 Home」(64ビット)

 全体の作りはG-GEARシリーズではお馴染みだ。華美な装飾を廃しシンプルさを突き詰めた設計になっていると言えるだろう。今回の検証機のメモリーはDDR4-2666であったが、1月中旬時点ではキャンペーンでDDR4-3200が標準構成になっている。ぜひこれを見逃さないようにしたい。

 また、SSDはベンチマーク結果(後述)からシーケンシャルリード・ライト性能のやや控えめなPCI Express Gen3接続のM.2 SSD(ウエスタンデジタル「SN550」)が使われているが、ゲーム的には問題ない性能だ。

前面の5インチベイにはDVDスーパーマルチドライブを配置。軽んじられやすい装備だが、あると非常に便利

背面はシンプル。RX 6800 XTにもUSB Type-Cコネクターがある点に注目

CPUクーラーはWraith Prismではなくサイドフロー型に交換することで冷却力を少し高めた

ビデオカードはRDNA 2アーキテクチャー採用の最新「Radeon RX 6800 XT」のリファレンスデザインのものが使われていた

Oculus Quest 2をPC用VRヘッドセットとして使う

 Oculus Quest 2は本来スタンドアロンで利用できるVRシステムだが、USB 3.0のUSB Type-Cケーブル(PC側はType-AでもOK)でPCと接続することで、PC用のVRヘッドセットとして利用できる。セットアップの手順は簡単過ぎるので省略するが、事前にOculusの公式サイトからダウンロードできる「Oculus Link」の導入が必要だ。

 ケーブルとの相性が悪いとPCの認識に手こずるらしいが、その辺はネットの口コミなどで判断されたい(筆者はノーブランドのType-A→Type-CケーブルでOKだった)。あとはPCと接続するときにOculus Quest 2の電源を入れておく位だろうか(これに気づかずに少々焦った)。

予めOculusの公式サイト(https://www.oculus.com/setup/)から、「Oculus Link」を取得し導入しておこう

Oculus LinkにOculus Quest 2を登録した後、SteamVRを起動すればSteamVR対応VRヘッドセットとして動作するようになる

 一つだけ注意すべき点は、Oculus Quest 2内蔵液晶のリフレッシュレートは72Hz(初代Questと同じ)である、という点だろう。つまりOculus Rift SやHTC Vive等のPC専用VRヘッドセットのリフレッシュレート90Hzよりも映像の更新頻度が低いので、激しく周囲を見回すようなVRコンテンツでは、表示の滑らかさという点においてやや劣るということだ。ただOculus Quest 2は今後のアップデートで90Hzに対応するらしいので、今後の成長に注目だ。

SteamVRの設定画面でOculus Quest 2のリフレッシュレートを確認すると、72Hzであることが確認できた。また、この後に続くVR検証ではVRの解像度をスケーリングなしの等倍表示としている

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