週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

Radeon RX 6800 XT搭載のG-GEARとOculus Quest 2の組み合わせならVRも快適に楽しめる

2021年02月02日 11時00分更新

 最新ゲームを快適に遊びたいなら、RDNA 2アーキテクチャーを採用したAMD製最新GPU「Radeon RX 6800 XT」の搭載を検討したい。既にレビュー(前編:https://ascii.jp/elem/000/004/035/4035398/)、(後編:https://ascii.jp/elem/000/004/035/4035398/)した通り、フルHD~WQHDでDXR(DirectX Raytracing)の絡まないゲームであれば、極めて高フレームレートでのプレイが期待できる。

 だが、このRX 6800 XTのもう一つの強みは、VRAM搭載量が16GBと非常に多いことだ。最近の描き込みの濃いゲーム向けの仕様といえるが、このVRAM搭載量の多さはVRに強いとされている。VRヘッドセットに画面をレンダリングすると同時に、PCのメインディスプレー側にも違った視点からの描画を行ったりするので、自ずとVRAMへの負荷も高くなる。

 そこで注目したいのがTSUKUMOのBTO PCの最新モデル「G-GEAR GA7A-X204/XT2」だ。AMDの最新CPU「Ryzen 5000シリーズ」と「Radeon RX 6800 XT」を組み合わせたハイパワーゲーミングPCだ。

TSUKUMO「G-GEAR GA7A-X204/XT2」はRadeon RX 6800 XTとRyzen 5000シリーズを搭載したハイパワーゲーミングPCだ。今回はCPUとCPUクーラーをBTOでカスタムした個体をテストする

 今回は「G-GEAR GA7A-X204/XT2」のCPUを標準構成のRyzen 7 5800XからRyzen 5 5600Xに変更したカスタムモデルを紹介しよう。なぜCPUをRyzen 7から5にグレードダウンするか?

 だが、Ryzen 5 5600Xのゲーミング性能とRyzen 7 5800Xはそう変わらない(検証記事:https://ascii.jp/elem/000/004/034/4034108/)うえに、Ryzen 5 5600Xの方が発熱量が少なく扱いやすい。1月中旬時点でRyzen 7 5800XをRyzen 5 5600Xに変更した場合の価格差は2万2000円。CPU予算を抑えればその分別の要素をグレードアップできるので非常にオススメだ。

「G-GEAR GA7A-X204/XT2」のBTOでCPUをRyzen 5 5600Xに変更し、その浮いた予算でCPUクーラーをランクアップ。標準のWraith Prismでも良いが、光モノ(LED)を徹底的に排除したG-GEARのケースには「光らないCPUクーラー」が良く似合う。検証機の価格は税込み23万7700円(元は24万9800円)だ

 RX 6800 XTなら組み合わせるVRシステムも自在だが、日本の家庭事情を考えるとスタンドアロンでも動作し、PC用VRヘッドセットとしても動作する「Oculus Quest 2」に白羽の矢が立つ。RX 6800 XTを搭載した「G-GEAR GA7A-X204/XT2」+「Oculus Quest 2」のVR快適度はいかなるものか? 様々なVRゲームで検証してみたい。

今回使用した「Oculus Quest 2」は外部にベースステーションなどを必要としないため展開も撤収も簡単。本来スタンドアロンで独自のVRコンテンツを楽しむためのデバイスだが、PC用ヘッドセットとしても利用できる(後述)

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう